大島紬という着物の買取相場はどのくらい?より高く売るポイントも含めてご紹介

公開日:2022年3月7日
最終更新日:2022年3月10日

「大島紬って伝統工芸品に指定されてるけど、どんな特徴があるの?」
「買取相場はどれくらい?」
「少しでも高く売るには、どうしたら良いのだろう?」

このように、大島紬を買取に出したいと考える方には沢山の疑問があるのではないでしょうか。

本記事では、大島紬の特徴や歴史などの基礎知識に加え、高額買取されている理由、種類・セット・付加価値別の買取相場、買取金額を左右するポイント、より高く売るポイント、大島紬の買取におすすめのグッドディールについて紹介しています。

この記事を読むことで、大島紬の買取相場や買取に出す際に注意すべき点が理解できます。その知識をもとに、安心かつ納得のいく取引ができる買取業者を選択できるため、買取が初めての方でも安心して査定に出せるでしょう。

大島紬を買取に出したいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

 

大島紬という着物とは

大島紬は鹿児島県の奄美大島を中心に作られており、世界三大織物にも数えられています。日本が誇る絹織物で、「いつかは大島紬を」というように憧れの存在となる着物です。

ではこの大島紬は、どのような特徴や歴史があって世界三大織物に数えられているのでしょうか。ここからは、大島紬という着物について詳しく解説していきます。

 

大島紬の特徴

大島紬の主な特徴として挙げられるのが、シャリンバイと泥土から染められているという点です。シャリンバイとは「テーチ木」という奄美エリアに生息する植物を指し、大島紬はシャンリンパイの煎汁液と泥土で先染めを行い、こげ茶色に発色させています。

この緻密な染めに加え、手織りの平織りという伝統的技法がとられており、手紡ぎの糸は絹100%でしなやかで軽いほか、優雅な光沢を持っています。

このように、奄美大島で製作されている、泥染めで先染めされている、絹100%である、平織りであることの4つの特徴を備えているものが大島紬と呼ばれる着物です。

深く渋い風格と着崩れせずに肌に馴染む大島紬は、奄美の自然から生まれたものとして多くの人に愛されています。

 

出典:大島紬 | 織物 | 鹿児島県 | 日本伝統文化振興機構(JTCO)

 

大島紬の歴史

大島紬の起源は定かではないものの、重要な工程である泥染めは奈良時代にはすでに奄美の文化として根付いており、その歴史は古いと言われています。

初期は自家用として農民が着用していたものの、江戸時代には技術が洗練され価値が見直されたことにより、島民に対し「紬着用禁止令」が出され上納品に定められました。

その大島紬がさらに広く知れ渡ることになったのが、明治時代です。市場での取引が開始されるようになり、各地の品評会・物産会への出品により好評を得たのち、百貨店流通も相まって知名度の向上やブランドの確立に至っています。

大正時代に入ると新たに多様な染色技法が研究されはじめ、国の伝統的工芸品に指定されると同時に、生産高もピークを迎えました。

 

大島紬が高額買取されている理由

大島紬は着物にあまり馴染みのない方でも知っている人が多く、有名であることから市場価値も高いため、高値で取引される着物の1つです。

では、その理由は主にどのような点にあるのでしょうか。ここからは、大島紬が高額買取されている理由を2つに分けて解説していきます。

 

希少性が高い

大島紬は職人の手織りで1枚ずつ製作するため、大量生産が難しく希少性が高い着物です。その工程は糸の種類や太さ、量などを決める整経から、テーチ木染めと泥染めを繰り返す染色、高機(たかばた)という織機を用いる手織りまで、全て手作業で行われます。

さらに製作が終わったあとも、組合によって幅や長さ、色ムラなど約20項目に及ぶ厳しい検査が行われ、合格したものだけが伝統的工芸品「大島紬」として製品になるのです。

このように熟練の職人たちによって丁寧に製作された大島紬は、1年程の歳月を費やして完成するため、制作期間の長さも希少性が高い要因として見られています。

 

伝統工芸品のため

大島紬は、「本場大島紬」という名称で伝統工芸品に指定されている着物です。具体的には大島紬の特徴として前述した通り、絹100%の糸を用いて先染めを行い、手織りの平織りという技法を用いて奄美大島で製作されたものを指します。

特に伝統工芸品に指定される大島紬は、織り方に高い技術力が求められ、独特の風合いがあります。

ただし本物には着物に認証ラベルか付いており、この認証ラベルがないと本物でも高額買取はしてもらえないため、注意が必要です。

 

種類別の買取相場5例

大島紬は5種類あり、種類によって買取相場が異なります。また、もともとの価格が高く、数万円から数十万円のものまで、最低価格と最高価格の差が大きい点が特徴です。

ここからは、大島紬の買取相場を種類別に5例紹介していきます。状態によっても異なるため、平均値として参考にしてみてください。

  • 大島紬
  • 綾の手紬
  • 久米島紬
  • 郡上紬
  • 結城紬

 

 

1:大島紬

大島紬の買取相場は、20万円前後です。鹿児島県奄美大島で生産される本場大島紬は希少価値が高いため、特に状態に左右されやすい傾向にあります。

買取は約10万円を超えるケースが多く、紬の中では高額の買取が期待できます。

 

2:綾の手紬

綾の手紬の買取相場は、10万円前後です。綾の手紬は全ての工程が手作業で行われており、その工程の中でも天然灰汁発酵建て技法による藍染めや大和貝紫染めなど、伝統的な技法がふんだんに用いられている織物です。

職人の織物技術の結晶とも言える綾の手紬は、織物技術を持つ職人が少ないです。また、糸の採取量が限られる「小石丸蚕」という蚕の糸を使用していることなどから、希少価値の高い織物の1つとして知られています。

 

3:久米島紬

久米島紬の買取相場は、8万円前後です。久米島紬は沖縄県久米島で生産されており、14世紀末頃に堂集落の長が明に渡り、養蚕の技術を持ち帰ったことが始まりとされています。

大島紬や後述する結城紬に比べ歴史は浅いです。しかし、これらの有名紬に使用されている絣(かすり)という柄を表現する技法は久米島紬がルーツとされており、「紬の発祥地」とも言われています。

 

4:郡上紬

郡上紬の買取相場は、15万円前後です。群上紬は岐阜県郡上市八幡町で生産されており、もともとは絹糸に使用できない繭を溜めて紡ぎ、自家用の着物として製作されていました。

しかし、「紬織物を郡上市の地場産業にしたい」といった郡上市出身のとある工芸家の志と独自の技法により、群上紬は高い評価を得るようになりました。

比較的歴史は浅いものの、落ち着きがある渋い味わいは他の紬にはない雰囲気であるとされ、根強い人気を誇る着物です。

 

5:結城紬

結城紬の買取相場は、10万円前後です。結城紬は茨城県結城市で生産されており、奈良時代から受け継がれ、常陸国の特産物であった布(あしぎぬ)が原型とされています。

このことから、もともとは「常陸紬」と呼ばれた結城紬は室町時代に現在の名称に変え、国の重要無形文化財や伝統工芸品に指定されている着物です。

経年変化で増す柔らかな風合いを特徴として備えており、その魅力は着物愛好家や著名人からも愛され続けています。

出典:結城紬の紹介・製作工程 | 結城市公式ホームページ

 

グッドディールでは大島紬をはじめ、積極的に着物の買取を行っております。「価格聞きたい」「まずは査定だけ」でもOK!お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
着物の買取について詳しく見る 

 

 

 

セット別の買取相場4例

大島紬は、3点・4点・6点・8点と4種類のセットがあり、内容によっても買取相場が異なります。

ここからは、大島紬の買取相場をセット別に4例紹介していきます。セットでお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 大島紬3点セット
  • 大島紬4点セット
  • 大島紬6点セット
  • 大島紬8点セット

 

 

1: 大島紬3点セット

大島紬3点セットの買取相場は、約6万円~7万円です。セット内容は、着物に加え、羽織や帯などといったものが挙げられます。着物を着るうえでは欠かせないセットと言えるでしょう。

 

2: 大島紬4点セット

大島紬4点セットの買取相場は、20万円前後です。セット内容は、着物に加え、洒落袋帯や帯揚げ、帯〆などが挙げられます。3点セット同様、着物を着るうえでは欠かせないセットです。

 

3: 大島紬6点セット

大島紬6点セットの買取相場は、約60万円~70万円です。大島紬は状態や種類により買取相場が大きく異なるものの、6点セットは3点・4点セットと比較しても高値での買取が期待できます。

 

4: 大島紬8点セット

大島紬8点セットの買取相場は、30万円前後です。8点セットは6点セットに比べ買取相場が低い傾向にあるものの、3点・4点セットと比較しても高値で買取してもらえるため、セットで保管している場合はまとめて査定してもらうと良いでしょう。

 

付加価値別の買取相場4例

大島紬は種類やセット数の他にも、証紙が付いたものや有名作家が監修したものなど、付加価値によっても買取相場が異なります。

ここからは、大島紬の買取相場を付加価値別に4例紹介していきます。

  • 手織りの大島紬
  • 証紙がついた大島紬
  • 機械織りされた大島紬
  • 有名な人が監修した大島紬

 

 

1:手織りの大島紬

手織りの大島紬の買取相場は、3万円前後です。手織りの大島紬は、製作に時間がかかり大量生産が難しいため、希少価値が高い傾向にあります。

特に保管状態の良いものであれば、相場以上の価格での買取が期待できることも少なくありません。染め方にもよりますが、大体3万円を1つの目安として参考にすると良いでしょう。

 

2:証紙がついた大島紬

証紙がついた大島紬の買取相場は、4万円前後です。大島紬は、証紙発行の検査水準が高いとされており、証紙が付いているものは組合が定める基準を満たしているという証明になります。

また、証紙は大島紬の他にも高級な着物を購入した際には付いてくるケースが多いです。

特に、本場大島紬の証紙は貼り替えた跡がわかりやすいため、証紙付きであれば高値での買取が期待できます。証紙があれば汚れた着物でも価値が上がる可能性があるため、一緒に査定に出すと良いでしょう。

 

3:機械織りされた大島紬

機械織りされた大島紬の買取相場は、5千円前後です。機械織りされた大島紬は、手織りのものと比べ大量生産が可能です。したがって希少価値も低いため、買取相場も落ち着いている傾向にあります。

ただしこの相場は一般的なものであり、状態が良いほど相場以上の価格が期待できる可能性があるため、処分せずに一度査定してもらうことがおすすめです。

 

4:有名な人が監修した大島紬

有名な人が監修した大島紬の買取相場は、5万円前後です。大島紬は作家が手掛けた作品も多数あり、そのようなものは通常の大島紬と比べても希少価値が高くなります。

中でも、特に有名な人が監修したものは査定額が数十万〜100万円以上というように、さらに価格が高騰する可能性もあります。そのため、状態によらず査定を受けてみる価値があると言えるでしょう。

 

大島紬の買取金額を左右するポイント5つ

大島紬は種類やセット数、付加価値によって買取相場に幅がありますが、他にも買取価格を決めるにあたって、影響を及ぼすポイントがいくつか存在します。

ここからは、大島紬の買取金額を左右するポイントを5つ紹介していきます。所有している大島紬に当てはまるポイントがあるか、ぜひ参考にしてみてください。

 

1: 丈の長さ

丈の長い大島紬は柔軟に仕立て直せるため、需要が高い傾向にあります。本来、着物はオーダーメイドで、着る人の体型や身長に合わせて作られます。中古の場合も購入する人に合わせて作られるため、例外ではありません。

このことからもわかるように、丈の短いものに比べ、長いものの方が再度仕立てやすくなります。次に購入する人のために再度仕立てられるというメリットから丈の短いものよりも、丈の長いものの方が高値の買取が期待できます。

 

2:産地

大島紬は、本場が鹿児島県奄美大島であるものの、実際には奄美大島以外でも作られています。鹿児島県鹿児島市や宮崎県都城市でも製作されていますが、奄美大島で作られている大島紬の価値の方が高いとされています。

このように、大島紬が作られた産地も買取金額に影響を与えるのです。

 

3:染色方法

大島紬はどれも同じ方法で染色されているわけではなく、染色方法によって販売価格が異なるため、買取金額にも影響を与えます。

大島紬の染色方法は、「泥大島紬」「泥藍大島紬」「大島紬」「色泥大島紬」「白大島紬」「草木染大島紬」「藍大島紬」の7種類です。

中でも、「泥大島紬」という染色方法は手間がかかると言われており、販売価格も高いため、高値が付きやすい傾向にあります。

 

4:状態の良さ

例えば付加価値のある大島紬でも、シミが浮き出ていたり手入れがされていなかったりする場合、高値での買取は期待できません。このように、状態の良し悪しも買取金額に大きく関わります。

特に大島紬は湿気に弱いため、例えば定期的に虫干しを行うなど、湿気から守ることが大切です。

 

5:付加価値の有無

付加価値の有無は、たとえ本場である奄美大島で製作されていなくても、大島紬の価値に関わります。大島紬の付加価値として挙げられるのは、具体的に「本場奄美大島で製作されている」ことのほか、「希少性が高い技術が用いられている」「都喜ヱ門のブランド」の3点です。

多くの工程において手作業を要する大島紬は、数々の職人が関わっています。また、有名な人が監修したものも存在します。このようなものが付加価値となり、買取金額に影響を与えるのです。

 

大島紬をより高く売るポイント

高級着物である大島紬をなるべく高く買取してもらいたい場合、気を付けておきたい点がいくつかあります。ここからは、大島紬をより高く売るポイントを2つ紹介していきます。

少しの工夫で査定額に違いが出ることもあるため、ぜひ参考にしてみてください。

 

不要の場合は早めに売る

大島紬が不要になったら、早めに売るようにしましょう。保管の際、丁寧に保管していても経年劣化が進んでしまう場合があります。

特に、大島紬は泥染めのため、保管方法に不注意があった場合カビが生えやすい傾向にあります。そのため、売却を決めている場合は、経年劣化してしまう前に早めに売ることがおすすめです。

 

本物の証紙があるか

証紙とは、着物が本物であるかを証明するものです。証明書の役割があり、高級着物を購入した際に付いてきます。

証紙が付いていない場合、偽物だと疑われてしまう可能性があるほか、たとえ本物の大島紬でも買取価格が大きく下がってしまうこともあります。証紙そのものに数万円~数十万円の価値があるとも言えるため、査定に出す際は一緒に出すようにしましょう。

 

グッドディールでは大島紬をはじめ、積極的に着物の買取を行っております。「価格聞きたい」「まずは査定だけ」でもOK!お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
着物の買取について詳しく見る  

 

 

大島紬はどこで買い取ってもらえる?

大島紬を買取に出す際は、着物買取に強いグッドディールがおすすめです。グッドディールは出張・宅配・店舗の3つの方法において買取を行っており、査定料・送料・出張料・キャンセル料などの手数料は無料のため、買取が初めての方でも安心して利用できます。

さらに、経験豊富な査定のプロが対応するため、大島紬の価値をしっかりと見極めてもらえます。電話やLINE、メールでの相談も行っているため、まず査定額を知りたいという方も気軽に申し込んでみると良いでしょう。

 

大島紬の買取相場を理解しよう

本記事では、大島紬の特徴や歴史に加え、高額買取されている理由や、種類・セット・付加価値別の買取相場などを紹介してきました。

大島紬は、状態、種類やセット数、付加価値によって買取相場が異なります。また、産地や染色方法などの条件によっても買取価格が変動するため、買取実績の多い業者にしっかりと見極めてもらうことが重要です。

 

グッドディールでは、大島紬をはじめ着物の専門知識や買取・査定実績豊富なプロの査定士が丁寧に査定します。査定料・送料・出張料などの手数料はすべて無料で、査定額に納得できず買取を断る場合でもキャンセル料は発生しません。タンスに眠っている着物を売却したい方はぜひグッドディールへ!

 

この記事が参考になったら、シェア・いいね・保存をお願いいたします!

他の記事をみる