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種類・柄・生地から見る高い帯の見分け方|価値のある着物の選別方法も紹介

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2022.3.7

「いろいろな着物があるけれど、帯との組み合わせをどうすればいいのかわからない」
「帯にもたくさんの種類があって、見分け方や格式を知りたい」

着物には欠かせない帯ですが、市場にはさまざまな種類や製造技法による帯が流通しています。また、帯には着用する着物やシーンに適した格式があり、知っておいて損はありません。

本記事では、帯の歴史や種類とともに、種類やデザイン、生地による高い帯の特徴を紹介します。着物ほど意識することが少ないと言われがちな帯ですが、一度基礎を覚えてしまえば見分けるのはさほど難しくはありません。

この記事を読むことで、日本の伝統衣装である着物と帯の良さについて再認識し、豪華な帯から普段使いに適した帯の見分け方や、高価な帯の特徴を知ることができるようになるでしょう。

帯の知識や魅力を学びたい方、着物との合わせ方について知りたい方はこの記事をぜひチェックしてみてください。

 

高い帯の見分け方は?

着物には素材や製法、生地によって格式があり、帯も着物に合った格式のものを着用するのが一般的です。

帯の形状は大きく三種類あり、格式の高い順に「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」と呼ばれます。袋帯は主にフォーマル向けとされ、金銀の糸が使われているものは特にきらびやかで、結婚式や成人式などの礼装で使われることが多いです。

名古屋帯は、お太鼓の部分以外は幅が狭いのが特徴で、セミフォーマルやカジュアルなシーンでよく見かけます。また、紬や訪問着、シルク混のウールなど、おしゃれ着としての着物と一緒に使われることも一般的です。

半幅帯は、浴衣や木綿の着物、洗える着物にも合わせられるカジュアルな帯として広く使われています。

他にも生地や製法、製造元やデザインの違いなど、帯を格付けするルールがあり、それを知ることで良い帯やその価値を見分けられるようになるでしょう。

 

種類・柄・生地から見る高い帯の特徴

TPOに合わせて使い分けることが多い帯ですが、見分け方の基本を知っておくと、その帯の価値を見きわめやすくなるでしょう。ここでは、帯の種類とデザイン、生地の違いなどによる高い帯の特徴について解説します。

 

1:袋帯であること

袋帯は、訪問着や留袖など、フォーマルな場面で用いられることが多い帯です。表地に絵柄があり、裏地は無地になるように袋状に織られています。

袋帯には2種類あり、錦織や唐織などの金糸、銀糸が使われているものは高値になる傾向があり、成人式の振袖などの礼装で見かけることも多い帯です。

 

2:しゃれ袋帯であること

袋帯には「しゃれ袋帯」と呼ばれるものもあります。しゃれ袋帯には金糸や銀糸は使われず、訪問着や小紋、モダンな着物などに合わせるのが一般的です。

柄も、通常の袋帯よりも趣味性が強く、普段使いやカジュアルなシーンで見かけることが多いでしょう。おしゃれ用として使われるため、帯の締め方は二重太鼓や角出し結びが好んで使われています。

 

3:丸帯であること

丸帯とは、幅広く織った帯地を縦に二つ折りにし、芯を入れて仕立てたものです。

柄は袋帯と同様の錦織・唐織の他に金襴なども見かけます。表と裏の両方に柄があり、豪華で重厚な印象を与え、婚礼衣装などにも使われる格式の高い帯格式の高い帯には、袋帯が使われることも多いのです。

昔は礼装用の帯として丸帯がよく使われていましたが、全面に柄のある丸帯は高価なうえに、重さもあり取り扱いが難しいため、現在では袋帯が礼装用としての主流となっています。現在でも婚礼用の着物や、舞妓さんが結ぶ「だらり帯」の多くは丸帯です。

 

4:作家デザイン・有名メーカー・伝統工芸品の半幅帯である

有名な作家が制作した帯や着物は「作家物」と呼ばれ、高値がつくことも多いです。特に、重要無形文化財である人間国宝が手がけた作品は伝統工芸品として扱われ、高額で取引されているものも存在します。

作家だけでなく有名メーカーが製作した帯も人気が高く、他にも、沖縄の伝統工芸であるミンサー織りの半幅帯などもカジュアルに使える伝統的な帯だと言えるでしょう。

 

5:六通柄がデザインされている

六通柄とは、全通柄を簡略化したもので、帯を胴にふた巻きした時の内側のひと巻目の模様が省略されている帯のことを言います。現代の袋帯や名古屋帯の多くは六通柄が主流です。

全体の六割程度に模様が付いていることから、六通柄と呼ばれます。

 

6:飛び柄・お太鼓柄がデザインされている

お太鼓柄とは、帯の太鼓やタレ、前面のお腹部分にのみ柄がある帯で、飛び柄とも言われます。

帯を締めた時に、見える部分にのみ柄が出るように作られ、結び方によって柄の出る位置を変えることができるため、くずした結び方を楽しむ着物愛好家も多いです。

帯全体の三割程度に模様があることから、三通柄と呼ばれることもあります。

 

7:全通・通し柄がデザインされている

全通柄とは、帯全体に柄がある帯のことを指します。丸帯、袋帯も全通柄の一種です。

どの部分にも柄があるため製造工程が多く、六通柄やお太鼓柄よりも高価になることが多いです。しかし、柄の出方を気にする必要がないため、振袖の変わり結びや礼装時の二重太鼓など、長さを必要とする結び方にも対応しやすいと言われています。

 

8:織り帯生地であること

帯は生地により「染め帯」と「織り帯」に分かれます。染め帯は白生地を織り、後で色を付けたものです。

これに対し、あらかじめ染色した糸を織り上げて帯に仕立てたものを織り帯と呼びます。織り帯は、糸の色が重なることで奥行きのある色合いが生まれ、帯地のしっかりした風合いを楽しむのに適しているでしょう。

 

9:角帯であること

男性用の帯の一種に角帯があります。兵児帯よりも格上にあたり、袋状に作られた袋帯や、帯芯を入れて仕立てたもの、単帯など種類が豊富です。

男性の和装において、もっとも用いられることが多い帯の一つだとされています。

 

価値のある着物の見分け方

ここまでは帯の種類や製法を見てきました。着物にも格式や製法の違いがありますが、見分け方を知ることでより一層楽しめるでしょう。着物には普段使いのお手頃なものから、伝統工芸品として扱われる高価なものまで幅広い価格帯があるのが特徴です。

ここからは価値のある着物をどのように見分ければよいのか、主な2種類の方法を紹介します。

 

証紙が付いているか

証紙とは、その着物や帯が本物であることを証明するために、伝統工芸品の着物組合などが発行する証明書のことです。着物組合以外でも、京友禅や加賀友禅、大島紬などの有名産地が発行した証紙もあります。

この証紙が付いていれば、その着物は組合が品質を公的に認めた高級品だといえるでしょう。また、国が指定した伝統工芸品には「伝統証紙」と呼ばれる金色の証紙が付けられていることがあります。こちらも高い着物かどうかを見きわめる目安として有効です。

 

機械でプリントされていないもの

着物の価値は、生地の染め方によっても変わります。染め方には大きく「手染め」「機械染め」の2種類がありますが、まったく別の製法です。

機械染めは生地にインクジェットプリンターを使って染めるものが一般的で、大量生産に向いています。見分ける方法として、袖口の裏を見た時に、染料が十分に染まっておらず白っぽい場合は機械染めの可能性が高いと考えてよいでしょう。

一方、手染めは文字通り人の手で糸や生地を染め上げる製法で、色ムラが少なく重厚な仕上がりとなることが多いです。大量生産ができないため、価格も上がる傾向があります。

 

高い帯の見分け方を理解して高値売却を目指そう

帯の種類や高い帯の見分け方、合わせて価値のある着物についても紹介しました。

生産地やブランド、生地や染め方の違い、柄の入り方によって帯の価値は大きく変わってきます。これらの見分け方を理解し、定期的に風通しを行うなどメンテナンスにも留意して高価売却を目指しましょう。

 

グッドディールでは、帯をはじめ、着物の専門知識豊富なプロの査定士が丁寧に査定します。査定料・送料・出張料などの手数料はすべて無料で、査定額に納得できず買取を断る場合でもキャンセル料は発生しません。タンスに眠っている着物を売却したい方はぜひグッドディールへ!

 

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