翡翠の価値を決めるポイント|加工処理で変わるランクの違い

公開日:2022年3月29日
最終更新日:2022年3月29日

「ブレスレットについている翡翠が本物か偽物か知りたいけど、見分け方ってあるのかな?」
「この白色半透明の翡翠、買取価格はどれくらいなんだろう?」
このように、翡翠について詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。

本記事では、よく使用される翡翠の種類に加え、色や産地などの違いによる価値の相違や価値が決まるポイントと、加工処理のランクについて紹介しています。

この記事を読むことで、翡翠の中にも種類があり、色や透明度などの特徴と、加工処理による価値の違いを把握できます。これらの知識により、お手持ちのアクセサリーに使われている翡翠にどの程度価値があるのか予測でき、売却するかどうかの判断材料にできるでしょう。

翡翠のアクセサリーを持っていて売却をお考えの方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

 

翡翠の基礎知識

翡翠は、鮮やかな色をした、古い時代から重宝されてきた天然石です。国によってはダイヤモンドと並ぶほどの価値があり、日本でも古くから様々な場面で使われてきました。

ここでは、翡翠の基礎知識として、翡翠がどのように使われてきた石で、どのような種類があるのか紹介していきます。

 

翡翠とは?

翡翠は一般的に、鮮やかな緑色や深い緑色の石で、日本や中国などの東南アジアにおいて人気がある宝石です。石言葉に長寿や繁栄、健康などがあり、お守りとして扱われることもあります。

日本の古い時代においては、斧のような武器のほか、神聖なものである神器にも使用されています。このように古くから様々な場面で使用されており、2016年に一般社団法人日本鉱物科学界から、国の象徴かつ宝石の原点として国石に選ばれました。

翡翠の名前は、鮮やかな緋色と翠色を併せ持つ鳥の翡翠(カワセミ)を連想させることからつけられ、5月の誕生石としても知られています。元は中国で「翡翠玉」と呼ばれていたものが、日本において「翡翠」と伝わったとされています。

 

出典:「ひすい」を我が国の「国石」として選定|日本鉱物科学会公式サイト

翡翠の種類

翡翠は「硬玉(ジェダイト)」と「軟玉(ネフライト)」の2種類に分類されます。どちらも鉱物学的に同じものだと思われていましたが、1863年にフランスの鉱物学者によって、異なる鉱物であることが判明しました。

欧米では翡翠が宝石と認められておらず、分類が曖昧で、翡翠を意味するジェード(Jade)はジェダイトとネフライトの総称として用いられます。また単純に緑色の石をジェードと呼ぶこともあり、その中でも最高の宝石を表す言葉として、ジェダイトという名がつけられました。

 

出典:翡翠の意味と種類|いわの美術

硬玉(ジェダイト)

翡翠の中で、翡翠輝石を50%以上含んでいる石を硬玉(ジェダイト)といいます。ジェダイトの特徴は、結晶の繊維がほぼ直角に交差していることで、光にかざすと、黒い繊維状の組織が直角に近い角度で交わっているのが見てとれます。

ジェダイトのモース硬度は6.5~7、比重は3.25~3.35ほどで、日本ではジェダイトのみが「本翡翠」と言われ、宝石としての価値が認められています。

 

軟玉(ネフライト)

翡翠輝石を含まないものは軟玉(ネフライト)と呼ばれます。ネフライトは光にかざすと、結晶の繊維が100°より広い角度で交わっており、ジェダイトと違うことがわかります。モース硬度は6~6.5、比重は2.9~3.1ほどで、ジェダイトと比べて軽いという特徴もあります。

日本においてネフライトは、半貴石に分類され、宝石としての価値は認められていませんが、中国では古くから価値があるものとして重宝されています。真っ白のネフライトを「和田玉」といい、その中でも透明度が高いものは「羊脂玉」と呼ばれ、高値で取引されています。

 

翡翠の価値を決める主なポイント

翡翠は分類が曖昧で、国によって宝石としての価値があるかどうかも異なります。また、翡翠の産地や色、模様や透明度によっても価値に差が出てきます。

ここでは、翡翠の価値を決めるポイントを紹介します。

 

翡翠は一般的に緑色のイメージがありますが、石に含まれる翡翠以外の物質により、赤・青・橙・黄・紫・白・黒などのカラーバリエーションが存在します。この中で一般的な宝石としての価値があるのは緑色と紫色で、希少かつ人気があります。

翡翠の中でも特に価値が高いのは「琅かん(ろうかん)」と言われ、透明度が高く、鮮やかで濃いエメラルドグリーンの色をしています。琅かんはインペリアル・ジェードとも呼ばれます。

 

産地

翡翠の多くはミャンマーから産出されており、翡翠輝石の含有率が高く、発色や透明度など、かなり高い品質を誇ります。そのため、現状市場に流通している翡翠は、ほとんどがミャンマー産です。

翡翠は日本でも縄文時代中期の遺跡から発見されていましたが、奈良時代以降には見られなくなったため、中国などから伝わったものだと考えられていました。

しかし、昭和初期に新潟県糸魚川の小滝川から石が見つかり、日本でも産出されていたこが判明しました。現在、糸魚川産の翡翠は採取できないものの、美しいと有名です。

 

透明度

翡翠の価値を大きく左右する大切なポイントの1つが透明度で、透明度が高いほど価値が高いとされています。透明度が高いものは、石の向こう側が見えるほどで、最高級の翡翠と言われる琅かんは、石の下にある新聞の文字も読めるといいます。

透明度が高い翡翠の中でも、透けて見える内包物や傷の有無によって評価が変わり、これらが少ないほど価値は高くなります。

 

翡翠の価値を決める加工処理のランク

翡翠の価値を左右する要素として加工処理に違いがあり、加工の方法や程度によってA~C貨(A~Cタイプ)に分けられます。この中で、どの基準に該当するかによって翡翠の価値が変動します。

ここでは、A~C貨それぞれの加工処理について説明します。

 

A貨(Aタイプ)

A貨は翡翠に必要最低限の研磨や加工のみ行ったもので、天然に近く、非常に価値が高いとされているランクです。宝石としての価値があるのもA貨の翡翠のみで、B貨やC貨のものと区別するために天然翡翠と呼ばれます。

A貨で施す具体的な加工は、ざらついた表面を研磨し、無色のワックスで処理を施すのが一般的で、この処理によって翡翠の価値が落ちることはありません。

 

B貨(Bタイプ)

翡翠に透明度を出すために漂白処理をしたり、鮮やかな色にするため樹脂含侵処理を施したりしたものがB貨です。見た目を天然の翡翠に近づけたり、ひび割れ防止効果のある加工処理が施されたりしているため、宝石としての価値はありません。

B貨の翡翠は、天然石として売られていますが、大抵の場合安い値段で販売されています。

 

C貨(Cタイプ)

C貨は、人工翡翠と呼ばれる翡翠のかけらや粉末を集めて加工したものや、染色処理を施し、人気のある色合いに似せたものです。少量でも翡翠が含まれているため、翡翠の商品として安い価格で販売されています。

こちらもB貨と同様に加工処理が施されているため、宝石としての価値はありません。

 

翡翠のそれぞれの価値を理解しよう

翡翠は、種類だけでなく、色や透明度、加工処理によっても価値が大きく変わるため、それぞれの違いについて知っておくことをおすすめします。

翡翠の価値を見極めるポイントとして、翡翠の種類や透明度、色などが挙げられます。硬玉であり、透明度が高く、鮮やかな緑色や紫色の翡翠は価値が高いでしょう。

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