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「古くからある日本人形を処分したいのだけれどどうしよう。」
「もしかしたら買取業者で買ってもらえるのかしら?」
自宅にある日本人形などの人形の置き場所に困り、しまったままにはしていませんか。
この記事では、日本人形の種類と相場の買取価格、また高値で売却するためのコツを詳しく解説しています。
本記事を読むことで、価値のある日本人形とはどのようなものかを知り、日本人形の買取について知識を深めることができるでしょう。
また、日本人形の買取のためにチェックしておくべき業者のポイントも紹介しています。買取についての知識を得て、お持ちの日本人形にふさわしい買取価格を提示してくれる業者を選んでみましょう。
日本人形を売りたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてください。
日本人形とは、雛人形や市松人形、木目込み人形などに代表される、和服を着て日本髪を結った人形の総称です。
日本人形は、日本の伝統的な人形であり、工芸品としての価値だけでなく美術品としての価値が高いものも存在します。
日本人形の歴史は古く、平安京の時代に子どもの形代として作られた人形が日本人形の原型だと言われています。
時代を経るにつれて形を少しずつ変え、私たちが現在知っている日本人形の形になったのでしょう。その姿には、江戸時代の町人文化の影響が色濃く出ていると伝えられています。
日本人形とひと言で言っても、その全てが価値のある日本人形として買取されるわけではないと言われています。
では、価値のある日本人形とは一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、3つのタイプに分けて紹介します。
古い時代に作られたもので状態の良いまま残っている日本人形は、骨董品的価値・歴史的価値のあるものとして高額買取の対象になると言われています。
日本人形の衣裳には、江戸ちりめんや錦織、刺繍裂などの古布が用いられています。価値のある人形が着ている衣裳の素材は、布自体にも価値がある可能性があるのです。
わずかに傷や汚れがあるものでも、古い時代の日本人形は骨董品の蒐集家たちによって高値で取引されることもあるとされています。
古い時代に作られたと思われる日本人形があれば、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
人間国宝となった作家が作った日本人形も、価値のあるものとして査定されます。
人間国宝である人形作家には、平田郷陽や堀柳女、野口園生などがおり、彼らが作った日本人形は、高額買取が期待できるでしょう。
有名な日本人形作家の作品も、価値のある人形として買取される傾向があります。
多くの種類がある日本人形には、それぞれに名のある作家がおり、無名作家に比べると比較的高値が付きやすいと言われています。
自宅にある人形が有名作家のものがどうかわからない場合でも、専門の買取業者では正確な価値を見極めてくれるでしょう。
歴史が古い日本人形には多くの種類があります。一般家庭に飾られることもある雛人形や五月人形なども、日本人形の一種です。
ここでは主な日本人形の種類と、それらの買取相場を紹介します。
雛人形は、桃の節句に飾られる日本人形で、一般的な買取相場は約数万円から十数万円とされています。その歴史は古く、平安時代の貴族の子どもたちがおままごとや人形遊びで使われていたものが原型とされています。
手のひらサイズの小振な寛永雛や面長の顔にすっきりした顔立ちの享保雛、丸い顔に涼しげな顔の次郎左衛門雛などの古い雛人形は価値があるものが多いとされ、比較的高値が付きやすいでしょう。
また、雛人形は季節飾りの人形のため、桃の節句の準備を始める頃には市場価値が高まると言われています。売却を検討しているのであれば、売り時も考慮しておきましょう。
こけし人形は、江戸時代後期に東北地方を訪れた湯治客の土産物として広まったと伝えられています。
戦前から現在まで複数回のこけしブームがあり、こけしの人気は日本国内のみならず海外でも広がっています。こけしブームの中で量産されたこけしは買取が難しいとされる一方で、価値のあるものと言われているのが戦前のこけしです。
また、宮城県で作られる「鳴子系」や山形県を中心とした「蔵王高湯系」、福島県の土湯温泉を中心とした「土湯系」など、こけしの流派は多様です。
これらの流派を代表する作家の作品であれば、買取相場は数万円と言われています。
博多人形は、福岡県博多で作られる伝統工芸品の土の人形です。起源は鎌倉時代の博多や鎌倉とされ、時代を経るごとに日本各地に広まったとされています。
博多人形には美人ものや能もの、歌舞伎ものや道釈ものなど多くの種類がありますが、ほとんどの場合には買い取りが難しいと言われています。
しかし、骨董品的価値のある古い博多人形や、有名作家の作品では買い取り価値が付く傾向です。買取が可能な博多人形の相場は数千円から数万円とされています。
御所人形は、江戸時代に京都で作られた人形です。
幼児の姿をしているその人形は、男の子である場合がほとんどで、裸のままのものやおどけた姿をしたものなど、多彩なポーズで作られています。
丸々とした幼児特有の体つきと、何度も重ね塗られた胡粉の白さが特徴です。御所人形は模して作られたものも多く、評価を付けづらい人形だと言われています。
一方で、古くて状態の良いものや、作家ものである場合には数千円から数万円の価値があるとされています。
おかっぱ頭の子どもの姿が印象的な市松人形は、室町時代の貴族の子どもたちの人形遊びが起源とされています。また、市松人形は自分で着物を着せて遊ばせることから、女の子たちの裁縫の練習にも使われていたと言われています。
一般的に付けられる値段は数万円程度ですが、人間国宝が作った市松人形は百万円を超えることもあります。
古い人形自体に価値は付かずとも、保存状態がよければ着物に買い取り価値が付くことがあるというのが市松人形の特徴です。
五月人形は、江戸時代ごろから作られ始めたと言われています。
五月人形は端午の節句に飾られる人形の総称で、若武者の姿をした五月人形、兜の形の兜飾り、そして鎧の形の鎧飾りの3種類があります。
一般的な五月人形では高額な買取価格は付きづらいと言われていますが、江戸時代に作られたものには骨董品的価値あるとして高値で取引される傾向です。
五月人形は数千円から数万円の間で取引されており、知名度の高い人形師や甲冑師の作品には高値の買取が期待できるでしょう。
買取されるものとされないものが分かりにくい日本人形ですが、買取査定に出す時にはぜひチェックしておきたいポイントがあります。
ここでは、日本人形を高値で売却するためのコツを紹介していますので、チェックしてみましょう。
日本人形を買取査定に出す時には、その人形がもともと入っていた箱に入れて出すようにしましょう。由来書やしおりなども、正確な査定に必要なものです。
その人形に付属するものは、全て忘れずに揃えておきましょう。
日本人形にとって直射日光と湿気は、大敵だといわれています。直射日光は紫外線による変色をもたらし、湿気は顔や衣装にカビを生やす原因になってしまいます。
そのため、保管する時には風通しが良く、湿度の低い場所にするようにしましょう。高温の場所も、糊が溶けたり木が歪んだりする可能性があるため、避けるようにします。
また、虫食いなどを避けるために、年に1度は涼しい場所で半日程度の日陰干しをすると良いでしょう。
日本人形の査定において、入手経路の情報は非常に参考になるものです。
由来書がなく、その人形の作者や作られた時代、産地などがはっきりとしない場合でも、入手経路の情報があることで人形の正確な査定につながる可能性があります。
少しでも高値で売却するためには、入手経路の情報をわかる範囲で確認しておくと良いでしょう。
日本人形の査定を少しでも良くしようと、自分で手入れをするのはできるだけ最低限にしておきましょう。
人形の顔に傷があったり、着物にほつれがあったりすると、自分で手入れをしたくなりますが、逆に悪化させる可能性があります。手入れは埃を払う程度にとどめ、それ以上は触らないようにしましょう。
また、傷やほつれを専門家に修理してもらっても、買取額と修理費が見合わない可能性もあります。日本人形を売却する時には、できるだけ手を加えずに査定に出すようにしましょう。
大事にしまっておいた日本人形の買取を検討し始めたら、業者選びから始めましょう。日本人形の正確な査定には、買取業者選びは非常に大切です。
ここでは、日本人形を買取してもらう時に気を付けるべきポイントを2つ紹介します。
業者によって売却したい日本人形の可・不可の基準が違うこともあります。また、買取不可の業者があっても、複数の業者に査定を依頼すると、買取してくれる業者が見つかる可能性もあります。
日本人形をできるだけ高価で買取してもらいたいのであれば、複数の業者に査定を依頼すると良いでしょう。
日本人形の正確な買取査定をしてもらうには、日本人形の買取実績がある業者が良いでしょう。
中古品の買取業者は、さまざまなジャンルを取り扱っていることが多いため、それぞれに得意としている分野があります。日本人形は、人形だけでなく衣裳も査定の対象になります。そのため、日本人形に十分な知識のあるスタッフがいると安心でしょう。
買取実績があるのかどうかは、業者のホームページなどからでも確認できるため、業者選びの参考にしてみましょう。
日本人形以外にも、中古品としての需要がある人形は買取価格が付けられる可能性があります。
ここでは、日本人形以外の代表的な人形をあげて、それらの買取価格の相場を紹介します。自宅で眠っている人形があれば、売却の検討をしてみてはいかがでしょうか。
フランス人形は英語で「ビスクドール」とも呼ばれ、アンティーク人形として認知されている人形です。
19世紀のドイツやフランスで作られ始め、陶器でできた頭部と素焼きで作られた質感が特徴です。人形によっては、頭部のみならず、手足あるいは全身が陶器でできているものもあると言われています。
また、ビスクドールと認知されているフランス人形は希少性が高く、美術的価値と骨董的価値も含めて蒐集家の間で高値で取引されています。
買い取り業者や商品の保存状態などによってもかわりますが、一般的なビスクドールの場合は数万円、希少なものでは数十万円が買取相場です。
陶器人形は「フィギュリン」とも呼ばれ、スペインのリヤドロに代表される陶磁器でできた人形です。
陶器人形は、比較的新しいものや量産されたものもあるため、買取相場は数千円から数十万円と幅広いと言われています。有名ブランドのものや骨董的価値のある古いものは、高値が期待できるでしょう。
ぬいぐるみも、ブランドやその希少性によっては買取価格が付くことがあります。ぬいぐるみの老舗ブランドなどが出していた限定品の古いぬいぐるみは、高値が期待できるでしょう。また、ハイブランドのぬいぐるみも人気があると言われています。
さらに、クレーンゲームで取ったり、限定販売されていたアニメやディズニーのキャラクターものも市場価値があるとされているため、査定に出してみると良いでしょう。
一方で、元が安価なぬいぐるみは買取自体が難しいこともあり、ぬいぐるみの買取相場はゼロ円から数十万円と幅広くなっています。
キャラクタードールはフィギュアとも呼ばれ、アニメや漫画、映画のキャラクターや芸能人の姿を人形にしたものとして知られています。
買い取り業者や商品の保存状態などによってもかわりますが、キャラクタードールの一般的な買取価格は数千円から数万円とされています。人気のシリーズものは買取が期待できますが、シリーズのキャラクターが揃っているほど高値が付く傾向です。
また、キャラクタードールは、アニメでの新キャラクター登場や映画公開、ゲーム販売開始などのタイミングなどで需要が高まります。
売却の時はタイミングを見極めて上手に査定してもらうと良いでしょう。
日本人形の種類と買取について解説しました。日本人形の歴史は古く、日本各地でさまざまな種類の人形が作られてきました。昔と比べて生活様式もかわり、人形を飾ることが難しくなってきたため、売却や処分を考えている方もいるでしょう。
多くの買取専門店では、店頭買取の他に出張買取や宅配買取といったサービスも展開しています。ガラスケースに入った博多人形や、小物が多い雛人形など、自分で運ぶのに不安がある場合には出張買取をしてくれる業者が便利です。
今回の記事を読んで日本人形の買取について知識が深まったなら、ぜひ買取を検討してみましょう。
グッドディールでは日本人形や骨董品など、価値のあるものを適性な価値判断のもと、丁寧に査定金額提示・お買取りさせていただきます。日本人形や骨董品の価値を知りたい、コレクションを売却したい方はぜひお気軽にグッドディールへ!
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