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一般的に希少価値のある古銭とは?日本・海外の古銭の買取相場など多数紹介

一般的に希少価値のある古銭とは?日本・海外の古銭の買取相場など多数紹介

「この古いお金、もう使えないだろうけどどうしたらいいのかしら?」
「希少価値のある古銭なら高く売れると聞いたことがある」
「希少価値のある古銭はどうすればわかるの?」

家の引き出しの奥に、今は使われていない古いお金を見つけたことはありませんか。そのような古銭が意外な高値で取引されていることがあります。

この記事では、一般的に希少価値があると言われている古銭とその相場を紹介しています。

本記事を読むことで、古銭の価値は当時の発行枚数や現在の保存状態も関わってくることや、現存枚数が少なければ高い値がつくことなどが確認できるでしょう。

もし家で古銭を見つけたら、その古銭の価値を確認し、買取を検討してみてはいかがでしょうか。古銭買取を検討している人は、是非この記事を読んでみてください。

 

一般的に価値のある古銭と言われているものの基準4つ

古銭は、現在流通しているお金よりも古いもの指すため、ひと昔前のものも江戸時代のものも「古銭」と言われています。

それでは、一般的に価値のある古銭というものはどういったものなのでしょうか。ここでは、4つの基準を紹介します。

 

  • 当時の発行枚数
  • 保存の状態
  • 売る時期の景気
  • 古銭のサイズ

 

1:当時の発行枚数

一般的に、価値のある古銭は当時の発行枚数が少ないものがあげられるでしょう。現在のお金も昔の古銭も、毎年同じ枚数が作られているわけではありません。

そのため、発行枚数が少ない方が希少価値があるとされ、買取には高値がつく傾向があると言われています。枚数限定の記念硬貨なども、この理由から希少価値があるとされています。

 

2:保存の状態

保存状態の良し悪しも、古銭の価値に影響を与えるでしょう。

直射日光による変色や空気に触れることでの酸化、多湿による錆などは保存状態が悪いと判断される傾向にあるため、注意が必要と言われています。

ただし、買取に際して自分で古銭を洗浄するのは、さらに状態が悪化する可能性があるとされています。買取前には、古銭のほこりや汚れを軽く落とすのみに留めておきましょう。

 

3:売る時期の景気

古銭に希少価値がつき高値で取引されるかどうかは、売る時期の景気にも左右されると言われています。

高値で買い取られるのは好景気の時と言われており、もの全体の取引価格が上がるのに伴って古銭の買取価格も上がるとされています。

希少な古銭を「価値のあるもの」として扱ってもらうためには、売る時期の景気を見た方が良いでしょう。

 

4:古銭のサイズ

古銭が金貨であった場合は、そのサイズや重量で買取価格は大きく変わると言われています。

金はそれ自体が高額で取引され、「金相場」により価値は変動するとされています。金の価値は高騰し続けているため、サイズが大きい金貨は希少価値のある古銭として高額で買取されるでしょう。

 

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一般的に日本で希少価値があると言われている4種類の古銭

現在使用されているお金よりも以前に流通していたものは、全て「古銭」と言われます。その古銭の中で、希少価値があるものとして扱われるのはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、一般的に希少価値があると言われている日本の古銭を4種類紹介します。

 

  • 大判
  • 小判
  • 古金銀
  • 穴銭

 

1:大判

大判は、安土桃山時代から江戸時代にかけて流通していた金貨で、豊臣秀吉が作らせた「天正菱大判金」は日本において非常に希少価値のある古銭の金貨と言われています。

大判の主な役割は、主人が家臣に渡す褒美や贈答品だったとされています。そのため、家宝として大切に保管されていることが多いようです。

大判は、貨幣として流通することはほとんどなかったと言われています。

 

2:小判

小判は、豊臣秀吉の許可を受けた徳川家康が作ったのが最初で、江戸時代の金貨とされています。

大判と違い、小判は市場に流通していた貨幣であり、江戸時代を通して何度も改鋳が行われました。そのため、小判には非常に多くの種類があり、いまだ見つかっていない小判もあるだろうと言われています。

 

3:古金銀

古金銀は、主に江戸時代中期から明治時代にかけて流通していた通貨で、金や銀が素材となっている銀貨のものです。

使い勝手の良さから庶民の間では小判よりも流通していたとされ、種類も多く存在すると言われています。種類によっては希少価値のある古銭として取引されるでしょう。

 

4:穴銭

「穴銭」とは、日本の古代から中世にかけて使用された貨幣の一種です。この名前は、中央に穴が開いていることから来ています。5円玉や50円玉のように、硬貨の真ん中に穴が開いている古銭は穴銭と呼ばれています。

一度に大量に見つかることが多く高値がつくことが少ない穴銭ですが、一部地域でのみ流通していた穴銭はその流通量の少なさから高値がつく傾向にあるようです。

飛鳥時代に作られた和同開珎は日本で初めて作られた穴銭とされ、希少価値のある古銭と言われています。

 

【日本】一般的に希少価値があると言われている古銭の買取相場10選


大判、小判、古金銀、穴銭の中でも、希少価値があるとされる古銭の相場はどれくらいなのでしょうか。

買取を考えている場合は、あらかじめ買取相場を知っておくと良いでしょう。ここでは、一般的に希少価値があると言われている代表的な古銭10種の買取相場を紹介します。

 

1:天正菱大判金

高額で取引されることの多い大判の中でも、非常に希少価値のある古銭として取引されるのが天正菱大判金と言われています。豊臣秀吉の命を受けて鋳造されたこの大判は、表に菱形の桐極印が施されていることで有名です。

世界中で数枚のみしか現存を確認されておらず、非常に貴重な古銭として5,000~7,000万円程で取引されると言われています。

スイスで行われた天正菱大判金のオークションでは、スタートが約1億円、最終落札額は約1億4,000万円と発表されました。

 

2:慶長小判

慶長小判は約85%もの金の含有量を誇り、歴史的価値と美術品的価値に「金の価値」が加わることで希少価値のある古銭となっています。

江戸時代に徳川家康の命を受けて鋳造された金の小判で、小判の表面には「ござ目」と言われる横線が引かれており、「ござ目」の線は前期は荒く、後期になるほど細くしっかりしているとされています。

後期になるほど慶長小判は希少価値があるとされ、1枚で約100万円を超える値がつくこともあると言われています。

 

3:治平元寳

治平元寳は、外国との貿易のために長崎の出島で鋳造された「長崎貿易銭」の1つと言われています。

長崎貿易銭の中でも希少価値のある古銭で、1枚で1,000~10,000円程で取引されると言われています。

長崎貿易銭の多くは宋銭を見本にして作られた貨幣です。そのため、治平元寳と宋銭の違いは非常にわかりにくいでしょう。治平元寳かもしれない古銭を見つけたら、鑑定に出してみるのがおすすめです。

 

4:神功開宝

神功開宝は奈良時代に鋳造された貨幣で、皇朝十二銭の1つです。皇朝十二銭は年代を経るごとに質が悪化し、銅よりも鉛の含有率が高くなっていると言われています。

神功開宝は日本のさまざまな土地から発見されてきました。しかし、枚数自体は少なくかなり昔の貨幣であることから、希少価値のある古銭となっています。

一般的には1枚で20,000~50,000円程度、文字が特殊なものだと数十万円で取引されています。

 

5:天保大判

天保大判は江戸時代に鋳造されていた金貨で、発行されたのは約20年間で1,800枚程と言われています。

天保大判は金の含有率が約70%と高く、希少価値と歴史的価値に金の価値が合わさり非常に高額で取引される古銭です。一般的な買取相場では、1枚で500万~1,000万円程もの値段がつくとされています。

 

6:和同開珎

和同開珎は、日本で流通した最初の通貨だと言われています。和同開珎は関西地方を中心に多く発見されており、素材は和銅と銀でできているとされています。

歴史的価値があるこの古銭は、一般的な相場は10,000~50,000円程度ですが、保存状態や表の文字の書体によっては約万円~数百万円程で取引されたこともあります。

 

7:享保大判

享保大判は江戸時代に鋳造された縦約15cm、横約9cmの大判の金貨です。享保大判は鋳造を開始されて以降長い間通用していました。

そのため、大判の表に墨書きされた文字にはいくつかの種類があり、後藤四郎兵衛家寿乗が手がけた初期のものは特に貴重とされています。

享保大判の相場価格は、数十万~数百万円程度と言われています。

 

8:駿河墨書小判

駿河墨書小判は、安土桃山時代に鋳造された日本最古の小判と言われています。

駿河墨書小判の鋳造を命じたのは徳川家康か、豊臣秀吉の家臣であった中村一氏と考えられていますが詳細は不明で、現存する枚数も非常に少ないとされています。

駿河墨書小判は現在わずか数枚しか確認されていない希少な金貨で、買取相場は1枚で数百万~数千万円程と高額です。

 

9:饒益神宝

饒益神宝は皇朝十二銭の1つです。皇朝十二銭は時代が下るたびに貨幣の質が悪化したと言われており、饒益神宝も表に書かれた文字が判別できないものが多くあります。

しかし、饒益神宝はわずか70枚程しか出土を確認されておらず、存在自体が大変貴重だと言われています。

一般的な饒益神宝は約100万円から、文字が解読できる状態の良いものであれば約1,000万円で取引されることもあるようです。

 

10:長年大宝

長年大宝は銅銭で、平安時代に鋳造された皇朝十二銭の1つです。長年大宝も出土した段階で状態の悪いものが多く、綺麗な状態で残っているものは非常に貴重だとされています。

一般的な買取価格でも数百~数十万円と幅がありますが、大きなサイズのものだと約300万円の値がついたと言われています。

皇朝十二銭のような古い時代のお金に使用されている鋳造技術は今ほど画期的ではないため、サイズにもばらつきがあります。正確な価値を知りたい時には、鑑定に出してみましょう。

参照:記念硬貨の価値を向上させるポイント6つ!相場データも紹介

【海外】一般的に希少価値があると言われている古銭の買取相場

海外の古銭は投資目的で発行された「地金型金貨」と、記念硬貨として発行された「収集型金貨」の2種類に分けられます。

ここでは、一般的に希少価値があると言われている海外の古銭金貨2つの買取相場を紹介します。

 

ウィーン金貨

ウィーン金貨はオーストリアの地金型金貨です。オーストリア・ウィーンに本拠地を置く「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」がモチーフとなった金貨で、両面に楽団の楽器が浮き彫りにされています。

ウィーン金貨は1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類があり、品質と重量はオーストリア政府が保証しています。

ウィーン金貨は純度約99%以上の純金製と言われており、資産保全策の1つとしても人気です。

 

イーグル金貨

イーグル金貨は、アメリカ合衆国で発行されている22金の地金型金貨です。以前にもイーグル金貨と呼ばれた10ドル金貨はありましたが、現在では22金の地金型金貨を指すと言われています。

金の純度は約91%ですが、これは金の純度をわずかに下げて耐摩耗性を得ているためとされています。

イーグル金貨も1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種あり、資産価値が高いコインと言えるでしょう。

 

希少価値のある古銭について知ろう

希少価値のある古銭について解説しました。

大判・小判、海外の金貨などは見た目で高価なものとわかりますが、穴銭などは文字が読み取れないものも少なくないと言われています。そのため、希少価値のある古銭かどうか、判別がつきにくいでしょう。

希少価値のある古銭について知った上で、もし自宅にそれらしきものが見つかった際には、鑑定に出してみると良いでしょう。

 

グッドディールでは古銭をはじめとして、価値のあるものを適性な価値判断のもと、査定・お買取りさせていただきます。古銭の価値を知りたい、コレクションを売却したい方はぜひグッドディールへ!

 

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