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聖徳太子のお札は今でも使える?9つの種類と価値について解説!

聖徳太子のお札は今でも使える?9つの種類と価値について解説!

「聖徳太子のお札って、今でも使える?」
「現在の価値ってどれくらいなんだろう?」
「少しでも高価格で売るにはどうしたら良いの?」

このように、聖徳太子のお札を所有している方の中には、たくさんの疑問があるのではないでしょうか。

本記事では、聖徳太子のお札の発行時期や今でも使用可能であるか、お札の種類と相場、高価格で売れるお札の特徴、さらに買い取ってもらう時の注意点を紹介しています。

この記事を読むことで、聖徳太子のお札の種類や使い道、価値や価値を下げないようにするポイントが把握できます。その知識をもとに、聖徳太子のお札の価値を適正に判断してくれる買取店もご紹介します。

聖徳太子のお札を所持している人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

聖徳太子のお札は今でも使えるのか

聖徳太子のお札は百円札から一万円札まであり、有効な紙幣として現在でも使用可能です。ただし、お札は発行順を表すためABCDEといった記号などで区別が可能です。聖徳太子の紙幣も他の紙幣と同様、記号で区別されており、記号によって使用可能か不可であるかが異なります。

現在使用できる聖徳太子の紙幣は、昭和21年発行のA百円券、昭和25年~28年発行のB千円券、昭和32年~44年発行のC五千円券とC一万円券の4種類のみとなっています。

同じ百円札でも乙号券やい号券、ろ号券などは使用できないため、注意が必要です。

出典:お札の基本情報|独立行政法人 国立印刷局

 

聖徳太子が絵柄のお札はいつまで発行された?

聖徳太子は乙百円券に採用されたことをきっかけに、戦前から戦後にかけて「銀行券の顔」として最も多く登場しています。では、これだけ多くの紙幣に採用された理由はどこにあるのでしょうか。

ここからは、聖徳太子が絵柄のお札はいつまで発行されたのかをはじめ、お札に採用された経緯なども踏まえて解説していきます。

 

聖徳太子がお札になった経緯と理由

聖徳太子がお札になった背景として挙げられるのが、「十七条の憲法」の制定などの歴史的な功績を残したという点です。

さらに中国との国交回復を図り、遣隋使の派遣といった外交を行うことで文化の向上にも貢献し、仏教を篤く信仰・保護したことでも知られています。

このように内外に数多くの業績を残し、国民から敬愛され知名度が高いことや、歴史上の事実を実証したうえで肖像を描くための材料がある点が、お札となった理由として挙げられます。

出典:聖徳太子がお札になった理由|日本銀行

 

その時期(いつからいつまで)

聖徳太子は、1930年から1958年にわたりお札に採用されています。1930年に発行された「乙百円券」にはじまります。

1944年には「い百円券」、1945年に「ろ百円券」、1946年に「A百円券」、1950年に「B千円券」、1957年に「C五千円券」、そして1958年に「C一万円券」と、実に7回にもわたってお札に登場しました。

戦前2回、戦後5回といった登場回数もさることながら、中でも「C五千円券」と「C一万円券」は四半世紀以上にわたって発行され、長年国民に親しまれました。

出典:お札に登場した人物、動物|日本銀行

 

お札の価値は流通している多さで変わる?

お札の価値は、流通している多さで変わってきます。日本では毎年新規のお札が発行されますが、発行枚数はその時の流通量や経済状況によって異なります。お札の流通量によって希少価値が変わるのは、そのためです。

特にコレクターの間では、希少価値のあるお札が人気を集めており、そのプレミア価値によっては額面以上の価値が期待できることも珍しくありません。

 

聖徳太子のお札の9つの種類

聖徳太子のお札は現在発行されていないため、現存の紙幣は旧紙幣となりますが、長年国民に親しまれたことにより「日本銀行券の代名詞」といったイメージが浸透しています。

図柄や彩色、新円標識の追加など、時代の移り変わりとともに進化してきたお札には、どのような種類があるのでしょうか。

ここからは、聖徳太子のお札の9つの種類を紹介していきます。

出典:お札に登場した人物、動物|日本銀行

 
  • 乙号券について
  • い号券について
  • ろ号券について
  • A号券について
  • B号券(前期)について
  • B号券(後期)について
  • C号券(前期)
  • C号券(後期)
  • C号券(1万円札)

 

1:乙号券について

乙号券とは、1930年に発行された百円札です。通称「聖徳太子1次100円札」と呼ばれる乙号券は、聖徳太子を初めて採用したお札として知られており、発行枚数の多さでも有名です。

表面に聖徳太子の肖像画と夢殿、裏面に法隆寺が描かれている点が特徴として挙げられます。

出典:お札に登場した人物、動物|日本銀行

 

2:い号券について

い号券とは、1944年に発行された百円札です。通称「聖徳太子2次100円札」と呼ばれるい号券は、表面に聖徳太子の肖像画と夢殿、裏面に法隆寺が描かれており、図柄が乙号券と同じものになっています。

しかし、聖徳太子の表情や全体の彩色に違いが見られるため、見分けるのは容易でしょう。また、い号券ではお札の題号が「日本銀行兌換券」から「日本銀行券」に変わった点も特徴として挙げられます。

 

3:ろ号券について

ろ号券とは、1945年に発行された百円札です。通称「聖徳太子3次100円札」と呼ばれるろ号券は、表面に聖徳太子の肖像画、裏面に法隆寺が描かれています。

ろ号券の特徴として挙げられるのが、聖徳太子が右側に描かれている乙号券やい号券に対し、ろ号券では中央に描かれているという点です。また、当時は国力衰退により彩色の簡略化が進んでいたことから、お札の色味にも影響が表れています。

 

4:A号券について

A号券とは、1946年に発行された百円札です。通称「聖徳太子4次100円札」と呼ばれるA号券は、表面に聖徳太子の肖像画と夢殿、裏面に法隆寺が描かれており、乙号券やい号券と図柄が同じものになっています。

乙号券やい号券との違いとして、新たに「新円標識」が追加されている点が挙げられます。また、乙号券やい号券、ろ号券は失効券となっているものの、A号券は現在も使用できる百円札です。

ただし、同じデザインであっても新円標識がないものは無効となるため、注意が必要です。

 

5:B号券(前期)について

B号券(前期)とは、1950年に発行された千円札です。「日本銀行券B号券」が正式名称であり、表面に聖徳太子の肖像画、裏面に夢殿が描かれています。

B号券(前期)の特徴として挙げられるのが、記番号のアルファベットが1桁であるという点です。この当時はインフレーションの終結により経済が安定していたため、紙幣の品質も銀行券に相応しいものとなっています。

 

6:B号券(後期)について

B号券(後期)とは1950年に発行され、B号券(前期)と同時期に流通した千円札です。B号券(前期)との違いとして挙げられるのが、記番号のアルファベットが2桁であるという点です。

このB号券(後期)は、前期のものに比べ比較的多く発行されていることから、希少価値も前期の千円札より低い傾向にあります。

 

7:C号券(前期)

C号券(前期)とは、1957年に発行された五千円札です。表面には聖徳太子の肖像画、裏面には日本銀行旧館本館と獅子が描かれています。

このC号券(前期)は、記番号のアルファベットが1桁であるという点が特徴として挙げられます。B号券の偽造が発生していたことや、千円札の流通が8割以上を占めていたこと、偽造対策の強化が求められたことにより発行されました。

 

8:C号券(後期)

C号券(後期)とは1957年に発行され、C号券(前期)と同時期に流通した五千円札です。C号券(前期)との違いとして挙げられるのが、記番号のアルファベットが2桁であるという点です。

このC号券は前期と後期同様、B号券よりも肖像が大型化し、使用される色数が増えデザインもモダンなものとなっています。

当時は高額紙幣の部類であったため、発行する必要があるか議論がなされていたものの、高度経済成長に伴い順調に流通が増えた紙幣です。

 

9:C号券(1万円札)

C号券(1万円札)は、1958年に発行された一万円札です。表面に聖徳太子の肖像画、裏面に平等院鳳凰堂が描かれており、日本初の一万円札として発行されました。

当時の大卒初任給が約1万3000円ということもあり、高額紙幣であることから発行意義について頻繁に議論がなされたものの、神武景気と呼ばれる好景気や高度経済成長に伴い流通量が増えた紙幣です。

 

聖徳太子のお札の相場はどのくらい?

聖徳太子のお札の相場は、種類や状態によって異なります。発行年によって4種類ある百円札の相場は、乙号券とい号券が約100円~3,000円、A号券が約100円~1,500円、ろ号券は発行年数の短さにより希少価値が高いため、約100円~1万円です。

さらにB号券は前期のもので約1,000円~3,000円、後期のもので1,000円前後となり、C号券は前期後期ともに額面通りで、約5,000円の価値となります。

最後にC号券(1万円札)の相場ですが、比較的新しい紙幣であることと流通量の多さから、C号五千円券と同様、額面通りの約1万円の価値となります。

なお、以上の相場は通常の状態での相場となり、未使用品やコンディションが良い状態であれば価値が高まる可能性もあるでしょう。

 

聖徳太子のお札、高価で売れる7つの特徴

聖徳太子のお札は、額面通りのものから1万円前後のものまで、その価値は種類や状態によって大きく左右されます。しかし、プレミアが付く紙幣も存在しており、そのような紙幣は高価格での買取が期待できるでしょう。

ここからは、高価格で売れる聖徳太子のお札の7つの特徴を解説していきます。

 
  • A-A券である
  • 記番号がゾロ目になっている
  • サンドイッチ番号になっている
  • 印刷ミスがある
  • 記番号が階段になっている
  • キリ番になっている
  • 福耳エラーになっている

 

1:A-A券である

A-A券とは、記番号のアルファベットがAで始まりAで終わっている紙幣を指します。トップ番号とも呼ばれ、「A111111A」といったものが挙げられます。

このような紙幣は最初期に発行されたという意味を持つことから、コレクターからも人気が高い紙幣です。そのため、高値での買取が期待できます。

 

2:記番号がゾロ目になっている

ゾロ目とは、「111111」や「555555」など、全ての数字が揃っているものを指します。ゾロ目には「011111」や「001111」というように、4桁ゾロ目や5桁ゾロ目も存在しますが、最も高値が付くと言われているのが6桁ゾロ目です。

中でも「777777」といった7のゾロ目はラッキーセブンと呼ばれ、人気が高いことから、他のゾロ目に比べ高値が付く可能性があります。

 

3:サンドイッチ番号になっている

サンドイッチ番号とは、「122221」のように始まりと終わりの数字が同じで、間に挟まれた4桁の数字が揃っているものを指します。このサンドイッチ番号も見た目の綺麗さからコレクターに人気があり、通常の紙幣に比べ高値が付きます。

ただし、両端の数字が揃っているだけではサンドイッチ番号とは呼べないため、注意が必要です。

 

4:印刷ミスがある

印刷ミスとは、印刷がズレているものや、印刷が通常と異なるものを指します。具体的には印刷のズレに加え、絵柄の一部が欠けているなどの印刷ミス、紙幣の下部に記載されたアルファベットと数字が表と裏で異なっている記号違いなどが挙げられます。

中でも、「裏写り」といった裏に印刷されるはずのデザインが表に印刷されてしまったエラー紙幣は、特に高値が付くことが期待できる紙幣です。

 

5:記番号が階段になっている

階段とは、「123456」のように、記番号が1つずつ増えて階段状になっているものを指します。例えば「345678」や「234567」なども階段番号に含まれ、数字が1から始まらなければいけないというわけではありません。

このような階段状の記番号も、数字が綺麗に並んでいるため、希少価値の高い紙幣として扱われます。

 

6:キリ番になっている

キリ番とは、「100000」や「500000」のように、キリの良い数字になっているものを指します。

キリ番の紙幣は、他の珍しい記番号の紙幣に比べると人気は高くありませんが、それでも希少価値の高い紙幣として通常より高値での買取が期待できる紙幣です。

 

7:福耳エラーになっている

福耳エラーとは、紙幣の四つ角のどこかに切れ端が裁断されずに残ってしまったものを指します。紙が折れたまま裁断した場合などに起こる製造エラーで、紙幣としては正常ではないため、検品の時点ではほぼ弾かれます。

それにより、市場に出回ることが稀であるため、希少性の高さから額面以上での買取が期待できる紙幣です。

 

聖徳太子のお札を売却する時の4つの注意点

聖徳太子のお札は、状態や買取店などによって買取価格が異なります。売却する際に、これらの注意点を把握しておくことで、より高値での買取が期待できるでしょう。

ここからは、聖徳太子のお札を買取ってもらう時の4つの注意点を解説していきます。

 
  • 偽札が紛れている可能性がある
  • 複数の業者に鑑定してもらう
  • 状態が悪いお札は価値が下がる
  • お札を洗ったりしない

 

1:偽札が紛れている可能性がある

聖徳太子のお札を買取ってもらう時は、偽札が紛れていないか注意しましょう。聖徳太子の紙幣が製造されていた当時は、製造技術が今ほど円熟ではなかったため、偽造対策において不十分な点が見られました。

それにより偽札が多く出回ったため、現存の紙幣の中にも偽札が紛れている可能性があります。本物の紙幣には識別マークやホログラム、透かしがあるのに対し、偽物の紙幣にはこれらの特徴がないことに加え、明らかに偽造したものと分かるような特徴があります。

買い取ってもらう際は、あらかじめ以上の点を踏まえ、本物の紙幣かしっかりと見極めておきましょう。

 

2:複数の業者に鑑定してもらう

聖徳太子のお札を買取ってもらう時は、複数の業者に鑑定してもらいましょう。細かい買取金額は店舗によって異なり、全ての業者が相場価格で買い取ってくれるわけではありません。

相場を下回る価格で買い取る店舗も存在すれば、反対に相場を上回る価格で買い取ってくれる店舗も存在します。そのため、少しでも高値で買い取ってもらいたい場合は、複数の業者に鑑定してもらい、最も高い金額を提示してくれた店舗で買取してもらうことがおすすめです。

 

3:状態が悪いお札は価値が下がる

聖徳太子のお札を買取ってもらう時は、お札の状態に注意しましょう。状態が悪いお札は価値が付かないことも多いため、買取不可となってしまう場合があります。

また、価値を維持するために綺麗な状態にしようしてしまう方もいますが、間違ったクリーニング方法はかえって紙幣にダメージを与えてしまい、最悪の場合使えなくなってしまう可能性があります。

紙幣はデリケートであるため、元々の状態だけでなく維持の方法にも注意が必要です。

 

4:お札を洗ったりしない

聖徳太子のお札を買取ってもらう時は、お札を洗ったりしないようにしましょう。コレクターの中には、紙幣の「古さ」に価値を置く人も存在するため、必要以上に綺麗にしてしまうとその分だけ価値が下がってしまう可能性があります。

そのため、お札は洗ったりせず埃を拭き取る程度にし、基本的にはそのままの状態で査定に出すようにしましょう。

 

お札買取が可能な業者

聖徳太子のお札の査定・買取は、査定・キャンセル料が無料で買取実績が豊富なグッドディールがおすすめです。特に旧紙幣の価値は、見極めに専門知識が必要です。グッドディールは多数の買取経験により、知識豊富な査定員が適正価格を見極めます。

また、査定・キャンセル料が無料であることに加え、取引成立後はその場で現金支払が可能なため、金銭のやり取りに不安がある方や買取が初めてという方でも安心して利用できます。

そのため、買取に不安や疑問がある方でも、まずは査定からしてもらうと良いでしょう。

グッドディールでは聖徳太子のお札をはじめ、積極的に古銭・旧紙幣の買取を行っております。
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聖徳太子のお札の価値を知っておこう

本記事では、聖徳太子のお札について種類や相場、高価格で売れるお札の特徴などを紹介しました。聖徳太子のお札は9種類あり、それぞれで相場は異なりますが、特徴や状態によっては額面以上の価値が期待できます。

ぜひこの記事で紹介した聖徳太子のお札の価値やポイントを参考に、見比べてみましょう。

グッドディールでは旧紙幣や古銭など、価値のあるものを適性な価値判断のもと、査定・お買取りさせていただきます。旧紙幣や古銭の価値を知りたい、コレクションを売却したい方はぜひグッドディールへ!

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