「切手が余ったら、払い戻しってできるの?」
「どうしたら高額で売れるんだろう?」
「使用済み切手はもう捨てるしかないの?」
不要な切手の処分にお悩みの方には、このようなたくさんの疑問があるのではないでしょうか。
この記事では、郵便局で未使用切手の払い戻しが可能かどうかについてや、郵便局以外で切手を換金する方法、より高値で売却するためのポイントなどを紹介します。また、使用済み切手の活用方法についてもあわせて紹介しています。
この記事を読むことで、持っている切手の種類や価値に合った売却方法を理解でき、よりお得に切手を交換・換金する助けになるでしょう。
切手の売却を考えているという方は、ぜひチェックしてみて下さい。
切手は払い戻しできる?
郵便局では、使わなかった切手の現金での払い戻しはできません。ただし、汚れたり破れたりしていないものであれば、手数料を払うことで交換することは可能です。
切手に有効期限はなくいつでも利用できるため、買いすぎてしまったという場合には次の利用まで保管することもできるでしょう。
未使用の切手を換金・交換する方法4つ
切手のコレクションを譲り受けた時など、処分に困るほど大量に余っているという場合もあるでしょう。郵便局では未使用切手の交換は可能ですが、払い戻しはできません。不要な切手を換金したいという方は、インターネットや買取サービスの利用がおすすめです。
ここからは、未使用切手を換金・交換する際におすすめの方法について、メリットやデメリットもあわせて紹介します。
1:インターネットを利用する
オークションなどインターネットを利用して売却すると、手軽に切手を現金化できるでしょう。
価値の高い切手であれば即座に買い手が付くことも多く、市場価値よりも高値で売れることがあります。出品作業や購入者とのやりとりを自宅で手軽に行えるという点もメリットの1つです。
しかし、オークションを利用する場合、参加者が少ないと本来の価値よりも低い価格で取引されてしまう可能性があります。また、アプリを利用して取引するとシステム利用料などの手数料がかかることがあり、最終的な利益が少なくなることもあるでしょう。
一部のフリマアプリでは未使用切手の出品を禁止しているため、アプリの利用を考えている場合は、まず利用規約をよく確認することが大切です。
2:金券ショップで売却する
商品券やチケットなどを扱う金券ショップの多くで、未使用切手の換金ができるでしょう。
金券ショップは、実用性の高い普通切手や記念切手の売却におすすめです。シート状だけではなく、バラや不完全なシートの切手であってもお金に戻すことができる場合があります。
換金率は業者によって異なるものの、50円以上の切手の場合、完全シートで約80%、バラ・10面未満シートで約60%の買取額が目安と言われています。
店舗によっては切手に詳しいスタッフがいないことがあり、希少性の高い切手を安く買い取られる可能性があることがデメリットの1つです。
3:切手専門の買取業者を利用する
希少性の高い切手や価値が判断できない切手を売却したい場合は、切手専門の買取業者の利用がおすすめです。
専門の買取業者であれば、切手に詳しいスタッフが売却する切手の価値を見極めて適切な価格を付けてくれるでしょう。また、手数料も発生しないため、売却した切手の価格そのままの現金が手に入ることもメリットの1つです。
店頭への持ち込みだけではなく、出張買取や宅配買取など買取サービスが充実している業者もあり、気軽に利用できながらも高値を狙えるのが魅力と言えるでしょう。
一方、普通切手や記念切手を売却する場合は、金券ショップよりも換金率が悪くなる傾向があります。
4:郵便局で交換する
郵便局では、手数料を払うことで未使用切手を他の券種などに交換できます。
郵便切手に交換する場合は、1枚につき5円の手数料を払わなければなりません。その際、手数料を別で用意する必要はなく、交換する切手の額面から手数料分を引くこともできます。
ただし、近親者の不幸があり、お年玉付き年賀はがきや寄付金付きお年玉付き年賀郵便切手などを交換したい場合は、手数料はかかりません。無料で通常切手や弔事用切手などと交換できます。
郵便局で未使用の切手と交換できるもの4選
郵便局では切手払い戻しは行われていませんが、未使用の普通切手や特殊切手を様々なものやサービスと交換することは可能です。手数料が必要となりますが、はがき、特定封筒、郵便書簡などに交換できます。
ここからは、未使用切手と交換できるものについて、その手数料などを具体的に紹介します。
1:はがき
未使用切手は通常はがきだけではなく、絵入りはがきや広告付きはがきにも交換可能です。ただし、年賀状で使われることの多いくじ引番号付き郵便はがきや特殊切手には交換できません。
切手を通常はがきに交換する際の手数料は、1枚につき5円です。往復はがきと交換する場合には、1枚につき10円の手数料がかかります。
2:特定封筒
未使用切手は、レターパック封筒やスマートレター封筒と呼ばれる特定封筒に交換が可能です。
レターパックとは、A4サイズ・4kg以内のものを全国一律料金で送れるサービスで、追跡サービスで配達状況の確認もできます。一方、スマートレターはA5サイズ・1kg以内のものを全国一律料金で送れるサービスです。
切手を特定封筒と交換したい場合、1枚につき42円の手数料がかかります。
3:郵便書簡
未使用切手は、ミニレターとも呼ばれる郵便書簡への交換も可能です。
ミニレターとは封筒兼用の便せんで、はがきの約3倍の記入スペースを持っており、写真やメモなど薄いものの同封もできます。重量は25g以内で、料金は全国一律63円です。
切手を郵便書簡と交換する場合には、1枚につき10円の手数料がかかります。
4:手数料
未使用切手はものへの交換だけではなく、日本郵便を介したサービスの手数料として使用することもできます。
切手とはがきなどを交換する際の手数料を切手の額面に含められたり、ゆうパックや書留などの料金を切手で支払ったりすることが可能です。現金と併用できるため、切手の総額が足りない場合でも問題なく支払えます。
切手を手数料の支払いに使うことで、現金に近い形で切手を有効利用できるでしょう。
未使用の切手を高値で買取してもらう5つのコツ
買取業者で未使用切手を換金する場合は、切手の状態や利用業者によって価格が大きく変わることがあります。
ここからは、持っている切手をできるだけ高値で売却したいという方に、ぜひ参考にしていただきたいポイントについて紹介します。
- 価値がある切手の情報を確認しておく
- バラの切手は仕分けをしておく
- 海外での販売を行っている切手専門の買取業者を選ぶ
- 状態に気をつけて保存しておく
- 無料の査定サービスを利用する
1:価値がある切手の情報を確認しておく
希少性の高い切手を売却する場合は特に、事前にその切手の相場などを調べておきましょう。
切手の価値を理解していないと、不当に安い価格を付けられても分からず損をしてしまう可能性があります。持っている切手が、どのくらいの価値なのかを理解しておくことが大切です。
2:バラの切手は仕分けをしておく
バラの切手は査定前に仕分けすることで買取額の減少を防ぎ、査定時間の短縮もできるでしょう。
多種類のバラの切手を汚れないように整理するには時間や手間がかかるため、種類別や金額別に仕分けておかなければ買取額に影響することがあります。
また、自分で整理することで切手の額面の総額を把握でき、実際の買取額との差額がすぐに分かるでしょう。
3:海外での販売を行っている切手専門の買取業者を選ぶ
海外の切手コレクターへの販路を持っているかどうかは、買取業者を選ぶ上で重要なポイントの1つです。
購買力のある海外コレクターへの販路を持つ業者であれば、海外での切手事情を考慮に入れた査定をするため、より高値での買取が期待できるでしょう。中国では自国の文化品を国内に戻す動きもあるため、特に中国切手は高値が付く傾向があります。
4:状態に気をつけて保存しておく
切手の状態は買取価格に大きく影響するため、保存方法にはよく注意する必要があります。
切手を袋やストックブックで保管したり、直接触らずにピンセットを使ったりすると、シミや汚れがついて価格が下がるリスクを防げるでしょう。直射日光が当たらず、湿気の少ない場所に保管することも大切です。
切手の裏面の糊やテープ跡も買取価格に影響するため、裏面であってもきれいな状態を保つことを意識しましょう。
5:無料の査定サービスを利用する
無料の査定サービスを実施している業者を利用することも、重要なポイントです。
売却するかどうかにかかわらず、持っている切手の価値を知りたい際には無料査定サービスを利用できます。業者によってはサービス利用料が発生する場合があるため、問い合わせやホームページでの確認を事前に行いましょう。
使用済みの切手を買い取ってもらうことは可能?
切手専門の買取業者であれば、使用済みの切手であっても売却が可能な場合があります。
封筒やはがきから剥がした切手であれば、査定時に切手そのものを鑑定できるため、より高値での買取に繋がるでしょう。また、希少で需要の高い切手であったり、押されている消印に価値があったりする場合には、未使用より高値での売却も可能です。
消印には大きな行事や記念日に押されるものや、地域限定のものなど様々な種類があり、その珍しさによってコレクションとしての価値が生まれます。
消印の日付や押され方によって価値が高くなるものもあるため、使用済みであってもまずはその切手の価値をよく確認してみましょう。
使用済みの切手は寄付をすることもできる
買取業者に売却できない使用済みの切手は、寄付することで有効活用できるでしょう。
使用済みの切手を集めるNPO法人は、記念切手を探す目的でまとまった量の切手を購入するコレクターに売却して、活動資金にあてています。
封筒などに貼られた切手を寄付する際には、消印が残るように切手の周りに余白を残して切り取ることがポイントです。ただし、破れや汚れのある切手は寄付できません。他にも細かなルールがあるため、寄付先の団体の指示をよく確認しましょう。
切手の換金・交換方法について知ろう
郵便局では未使用切手の払い戻しは行われていませんが、はがきや特定封筒などに交換することは可能です。切手を換金したい場合は、インターネット、金券ショップ、買取業者を利用するのがよいでしょう。
特に、希少性の高い切手を持っていたり、自分では価値が判断できなかったりする場合は、切手専門の買取業者に相談するのがおすすめです。換金や交換に利用する業者のメリットとデメリットを理解して、持っている切手の価値や状態に合わせて選ぶようにしましょう。
使わない切手の処分に困ったら、買取業者に買い取ってもらうことも検討しましょう!グッドディールでは価値のあるものを適性な価値判断のもと、査定・お買取りさせていただきます。切手の価値を知りたい、コレクションを売却したい方はぜひグッドディールへ!