「昔集めていた切手帳を処分したいけれど、どこで売ったらいいのかわからない」
「喪中で出せなかった年賀状や、宛名を間違えた年賀状などの書き損じはがきのように、不要な切手も郵便局で交換してもらえるのかな?」
いらなくなった切手を処分する方法がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、郵便局で切手を交換する際のルールや、小包などの送料を切手で払う方法など、不要な切手を有効活用するために知っておきたい基礎知識を紹介します。
また、買取業者やインターネットを使って現金化する方法についても、買取相場や高額査定が期待できる切手の特徴などを交えて解説します。この記事を読むことで交換と売却、両方のポイントを把握できるため、自分に合った処分方法を見つけることができるでしょう。
切手の処分を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
切手の交換に関する基礎知識
近年メールやSNSを使うことが増え、手紙を書く機会が少なくなったという方も多いでしょう。持て余しがちな切手ですが、手紙に貼って使う以外に、郵便局で新しい切手に交換したり小包の送料として支払いにあてたりする使い道があります。
まずは、切手の交換に関する基礎知識についてご紹介します。
郵便局では現金に交換はできない
不要な切手を郵便局に持ち込んでも、現金による払い戻しはしてもらえません。ただし、未使用で汚れたり破れたりしていないものであれば、所定の手数料を支払うことで別の切手やはがき、封筒などに交換することができます。
切手から交換可能なものは以下の通りです。
- 普通切手
- 郵便はがき(年賀はがきやかもめ~るなどのくじ引番号付き郵便はがきを除く)
- 郵便書簡(ミニレター)
- 特定封筒(レターパック封筒、スマートレター封筒)
差額を支払えば持ち込んだ切手より大きな金額のものにも交換可能ですが、注意点として小さな金額のものに交換する際に差額が出ても、現金でお釣りが出ることはありません。
切手は送料として利用できる
ゆうパックなど郵便で小包を投函する際に、送料として切手を利用することができます。ただし、コンビニから出す場合は、切手では支払えないため注意しましょう。
送料として切手を利用する場合には手数料が不要で、額面通りの金額で使用できます。現金と切手を組み合わせて使用することも可能なため、半端な額の切手を持て余している方にはおすすめの方法です。
また郵便での着払いについても同様に、料金を切手で支払うことができます。
切手交換時の手数料のルール
不要な切手を郵便局の窓口で新たな切手に交換してもらう場合、持ち込む枚数や額面金額に応じた手数料がかかります。
どのくらいの手数料がかかるのか、切手交換の基本ルールとシミュレーション例をご紹介します。
手数料に関するルール
切手の交換には、普通切手1枚につき5円の手数料がかかります。
10円未満の切手については差し出す切手の額面合計の半額が手数料となり、小数点以下が出た場合は切り捨てで計算されます。交換手数料は現金だけでなく切手で支払うことも可能です。
例外として「寄付金付お年玉付年賀切手」を購入した後に近親者が亡くなるなどして利用できなくなった場合には、手数料無料で弔事用切手を含む通常切手類と交換することができます。
出典:切手類等の交換手数料|日本郵便株式会社
参照:https://www.post.japanpost.jp/send/fee/kokunai/charge.html
切手交換時のシミュレーション
実際に郵便局で切手を交換する場合、どのような計算になるでしょうか。84円切手10枚、10円切手5枚、2円切手12枚を交換するという想定でシミュレーションしてみましょう。
まず、切手の額面の合計は84×10+10×5+2×12=914円です。
交換手数料は10円以上の切手が1枚5円、10円未満の切手が額面合計の半額になるため、以下の計算となります。
- 10円以上の切手の手数料:(10枚+5枚)×5円=75円
- 10円未満の切手の手数料:額面2円×12枚÷2(半額)=12円
このケースの手数料合計は75円+12円=87円です。手数料を切手で支払う場合は全体の額面合計と相殺し、914−87=827円分の新たな切手やはがき類と交換できることになります。
切手を現金化する方法
前述の通り、郵便局では切手の交換はしてもらえますが現金化することはできません。
それでは不要な切手を処分したい時、現金に換えるにはどのような方法があるでしょうか。ここでは、買取業者に買い取ってもらう方法とやネットやアプリで売る方法の2つをご紹介します。
買取業者を利用する
買取業者に切手を買取ってもらう場合、普通切手の買取相場は額面の50~60%程度とされています。
ただし、同じ額面の切手をバラで切り取らずにシート状にまとめている「シート切手」は額面の80~90%程度で買取してもらえることがあるため、手を加えずそのままの状態で買取に出しましょう。
額面以上の価格で取引される切手もあります。行事やイベント、キャンペーンなどを記念して発行された「特殊切手」や国外で使用されている「海外切手」は需要が多く、特に中国の切手はコレクターが多いため高額で買取ってもらえる可能性が高いです。
また、発行枚数が少ない・発行年度が古い・印刷エラーが起きているといった特徴を持つ、いわゆる「プレミア切手」も、コレクション価値が高いことから高価買取が期待できます。
希少性の高いものは使用済み切手でも買取可能なケースもあるため、一度査定に出してみると良いでしょう。
ネットオークションやフリマアプリで売る
インターネット上に切手を出品し売却することもできます。日頃からネットオークションやフリマアプリなどでの売買に慣れている方には手軽で便利な方法でしょう。
自分で販売価格を設定し気軽に出品できる一方で、価格設定を失敗すると買い手がつかず売れ残ってしまう可能性があるため、コツが必要です。
また、システム手数料や販売手数料などが発生したり、買い手とのやり取りや商品の包装準備から梱包・発送などをすべて自分でやらなければならなかったりと、余分な費用や手間が掛かることにも注意が必要です。
ちなみに、フリマアプリのメルカリでは単位が「円」の切手や切手帳などは出品できません。単位が「銭/圓」の切手、外国切手、使用済みの切手に取り扱いが限られるため、出品する前によく確認しましょう。
切手の使い道を理解して、お得な買取業者を検討しましょう
郵便局では所定の手数料を払えば新しい切手に交換が可能で、小包を送る時の送料などを切手で支払うこともできます。ただし、同じ切手を買取業者に査定してもらうと、デザインや価値によって高値で現金化することが可能な場合もあります。
不要になった切手を処分する際には、郵便局での交換方法について知識を持つと同時に、買取業者の無料査定を利用するなどしてお手持ちの切手の価値をよく確認すると良いでしょう。
買取業者を利用する際は、専門スタッフが査定を行うグッドディールの利用をご検討ください。査定料・送料・出張料などの手数料はすべて無料で、もし査定額に納得できず買取を断ったとしてもキャンセル料は発生しません。
グッドディールでは、ご自宅への出張買取で即現金化することも可能です。実店舗を持ちリユース業界で多くの買取実績を誇るハッピープライスが運営しており、経験豊富な査定のプロが対応するため安心してご利用いただけます。
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