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「オリンピック記念硬貨を売却したい」
「買取してもらう以外に換金する方法を知りたい」
「オリンピック硬貨価値を知りたい」
このように、保有しているオリンピック硬貨の売却を考えている方や、別の方法での換金はあるのだろうかと疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、オリンピック記念硬貨の始まりと目的、日本で開催されたオリンピックの記念硬貨のうちの5種類とその価値について説明しています。また、できるだけ高い価値で記念硬貨を売却するコツやタイミング、買取してもらう以外の換金方法についても紹介しています。
この記事を読むことで、オリンピック記念硬貨価値についての理解が深まり、適正な査定をしてくれる専門業者を選ぶことができるため、記念硬貨の売却が初めてでも安心して取引ができるようになるでしょう。
オリンピック記念硬貨の売却を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
オリンピック記念硬貨の始まりは、第二次世界大戦後の1952年までさかのぼります。
そこに至るまでは紆余曲折がありました。1940年に決まっていた東京オリンピックが日中戦争で中止になり、東京の次点だったフィンランドのヘルシンキが予定されましたが、こちらも第二次世界大戦の勃発で中止になりました。
大戦後の1952年、ようやく第15回ヘルシンキオリンピックが開催します。そして、世界最初のオリンピック開催記念硬貨である「ヘルシンキ大会記念500マルッカ銀貨」がフィンランド政府によって発行されました。
出典:オリンピック開催地一覧&ポスター 夏季大会 |公共財団法人日本オリンピック委員会
オリンピック記念硬貨は、その名の通り開催を記念して発行されます。同時に、発行による収益を大会運営費に充てるという目的もあります。
1964年(昭和39年)の東京大会の記念銀貨は大人気となり、発行収益は大会の運営費に充てられました。これ以降、オリンピック開催ごとに記念硬貨が発行され、販売の収益が大会運営費に充てられるということが定着化しています。
出典:記念貨幣一覧 東京オリンピック記念 (表中1000円&100円銀貨幣の項目)|独立行政法人造幣局
日本で開催されたオリンピックは、1964年東京、1972年札幌、1998年長野、2021年東京(2020東京)の過去4大会です。ここでは、開催に合わせて日本で発行されたオリンピック記念硬貨のうちの5種類と、その価値について紹介します。
出典:オリンピック開催地一覧&ポスター 夏季大会 冬季大会|公益財団法人日本オリンピック委員会
1998年に開催された冬季オリンピック長野大会の時に発行されたのが、長野オリンピック記念硬貨です。
この時の記念硬貨は、10,000円金貨、5,000円銀貨、500円白銅貨で、第1次から第3次までの3回に渡って発行されました。なかでも、10,000円金貨は24金が使われており、発行数が少なく希少性があるため、保存状態によっては高値で取引される場合があります。
硬貨の表面にはそれぞれ違う図柄がレリーフされており、全部で9種類あります。10,000円金貨にはスキージャンプ、フィギュアスケート、スピードスケートなどの図柄が施されています。
出典:記念貨幣一覧 長野オリンピック冬季競技大会記念(表中第1次から第3次)|独立行政法人造幣局
東京2020オリンピックを記念する貨幣は、第1次から第4次まで4回に分けて発行されました。新型コロナウイルスの影響で開催は2021年に延期されましたが、「TOKYO2020」の文字が刻印されています。
一万円金貨は第1次と第3次でそれぞれ4万枚発行されています。販売価格が12万円と高額でしたが、純金製で1回の発行枚数も少ないことから申し込みが殺到しました。
近年発行された記念金貨のため、今後取引市場での価格は変動する可能性はありますが、買取相場は約12万円~15万円と見込まれています。
表面の図柄は、第1次が「流鏑馬」(やぶさめ)と「心技体」、第3次が「勝利」(野見宿禰像)と「栄光」(ギリシャの女神像)と「心技体」です。裏面は東京2020オリンピック競技大会エンブレムで共通です。
出典:東京2020オリンピック競技大会記念貨幣 記念貨幣のデザインなど(第一次発行分、第二次発行分、第三次発行分、第四次発行分)|独立行政法人造幣局
千円銀貨は第1次から第4次まで4回に分けて、種類も多くそれぞれ約10万枚発行されました。一万円金貨に比べると希少性は下がりますが、買取価格相場は約6,000円~12,000円となっています。
純銀製で、種類ごとに表面に水泳・陸上・野球・ボクシングなど日本で人気の競技が描かれており、裏面は共通で東京2020オリンピック競技大会のエンブレム、ソメイヨシノ、イチョウの葉が施されています。
重量は31.1g、直径40mm、販売価格は第1次と第2次発行分が9,500円、第3次と第4次発行分が9,676円でした。
出典:東京2020オリンピック競技大会記念貨幣 記念貨幣のデザイン等(第一次発行分、第二次発行分、第三次発行分、第四次発行分)|独立行政法人造幣局
東京2020オリンピック競技大会記念百円クラッド硬貨は、白銅および銅製で発行枚数は第1次から第4次までそれぞれ約394万枚、表面の図柄はフェンシング・空手・スケートボード・アーチェリーなど全13種類あります。
発行枚数が多いため、金貨や銀貨に比べると価値は低くプレミアがつく可能性は低いでしょう。そのため、百円クラッド硬貨の価値は額面通りの100円~200円前後と言えるでしょう。
出典:東京2020オリンピック競技大会記念貨幣 記念貨幣のデザイン等 (第一次発行分、第二次発行分、第三次発行分、第四次発行分)|独立行政法人造幣局
1972年、札幌での冬季オリンピック開催を記念して発行されました。表面には聖火台、裏面には五輪のマークと雪紋が刻印されている100円白銅貨幣です。
発行枚数が3千万枚と多いため希少性は見込めないでしょう。しかし、傷や汚れがないきれいな状態であれば買取の対象になり、約600円~1,000円の価値になる場合もあります。
また、海外向けに製造されたミントセットがあり、発行セット数は約3万セットと少なく海外向けの限定販売で国内では手に入りにくいため、高値で取引されています。ちなみにミントセットとは、造幣局が製造する硬貨と記念硬貨をセットにして販売しているものです。
出典:記念貨幣一覧 札幌オリンピック記念(表中発行枚数の項目)|独立行政法人造幣局
オリンピック記念硬貨は、大会や種類によっては額面以上の価値がつくこともあります。オリンピック記念硬貨の価値を少しでも高めるにはどのようなコツがあるのでしょうか。ここでは、査定で高評価を得るためのポイントを6つ紹介していきます。
硬貨をきれいにしようと磨いたりする方もいるのではないでしょうか。
記念硬貨の価値は、そのままの状態であることです。きれいな状態の方が価値が上がるのではと考えて、磨いたり洗ったりすることはおすすめできません。研磨や薬剤を使って洗浄すると表面に傷がついたり、すり減ったりして価値が下がってしまいます。
硬貨が入っていたケースや説明書などの付属品も、コインコレクターにとって購入の際に重要になるポイントです。そのため、これらの付属品が揃っている方が、オリンピック記念硬貨の価値は上がる可能性があります。
そのままの状態であることが、オリンピック記念硬貨の価値を高めることは先述しました。専用のケースなどに入っている場合はできるだけ未開封のままにしておくと価値が上がる可能性があるため、未開封のまま保管することをおすすめします。
同じオリンピック記念硬貨でも、金、銀、銅の素材によって価値が違ってきます。金や銀、プラチナなどは、景気の状況による相場の変動で高値になる場合があるため、保有している硬貨が金貨や銀貨なら、金や銀の相場を把握することも重要です。
記念硬貨はイベントの開催時期に人気が高まり価値が上がる傾向にあり、オリンピック記念硬貨の価値も例外ではありません。オリンピックの開催時期には過去の大会記念硬貨の取引も盛んになるため、その時期を狙って売却するのもおすすめです。
記念硬貨を高く買い取ってもらうためには、買取業者の選別も非常に重要なポイントです。適正な査定には専門知識が必要になります。
無料で査定を行っている業者もたくさんあるので、オリンピック記念硬貨買い取りに慣れたスタッフがいる複数の専門業者に査定を依頼して、自分に合った業者を選ぶのがおすすめです。
たくさんの業者のなかから自分で選ぶのは難しいと悩んでいる方も多いでしょう。そのような方のために「グッドディール」を紹介します。
オリンピック記念硬貨は、買取業者で売却する以外にも銀行で両替するという換金方法もあります。
コレクターでもない限りは記念硬貨の使い道はなく、額面以上の価値がない場合は銀行で両替して換金するのも選択肢のひとつです。記念硬貨の盤面には金額が刻印されていますので、銀行ではその額面と同じ金額で両替してもらえます。
また、換金ではありませんが買い物に使ったり、募金や支援団体への寄付に使ったりすることもできます。
本記事では、オリンピック記念硬貨の始まりや目的などの概要、日本で発行されたオリンピック記念硬貨のうち5種類の硬貨の価値、および売却のポイントを紹介しました。
オリンピック記念硬貨の価値はその種類や開催時期、素材の価格変動により変わってくるため、取り扱いに慣れた専門業者に査定してもらうことが大切です。ぜひ、この記事を参考に適正な業者を選び、少しでも高く買い取ってもらいましょう。
グッドディールでは古銭や記念硬貨など、価値のあるものを適性な価値判断のもと、査定・お買取りさせていただきます。古銭や記念硬貨の価値を知りたい、コレクションを売却したい方はぜひグッドディールへ!
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