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カラットとは?ダイヤモンドの価値を決める特殊な単位の基礎知識

Gem Ring Studio Shot

「ダイヤモンドや貴金属の買取りって、どうすればいいの?」
このように、ダイヤモンドの売買について疑問や不安に思っている方も多いでしょう。

本記事では、ダイヤモンドの売買に必要な基礎知識に加え、買取り業者の選び方など、たくさんのポイントをご解説します。

この記事を読むことで、ダイヤモンドの基礎知識や価値に関しての詳しい情報が得られます。それらを元にどのようなダイヤモンドが高価買取りになるのか、信頼できる買取り業者はどのような知識を持っているのかを把握できるので、スムーズに売買交渉を行うことができるでしょう。

ダイヤモンドの売買をしたいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

 

カラットの基礎知識

ここでは、ダイヤモンドのカラットについての基礎知識をご紹介します。カラットは、ダイヤモンドの価値を決める大切な基準となりますので、しっかりポイントを押さえておきましょう。

 

カラットとは?

カラットとは、重さを示す単位のことです。カラット=ダイヤモンドのサイズと捉える方も多いでしょうが、実は宝石の重さを表す単位になります。1カラット=0.2gで計算され、重さが増すごとに比例して石のサイズも大きくなり、希少価値も値段も高くなるということです。

ダイヤモンドには、その価値を決める「4C」という基準があり、カラット(Carat)の他は、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)があります。

カラーは、純度が高く無色透明のものほど価値が高く、また黄色がかっていくにつれて希少性が下がります。クラリティは、透明度を表す言葉です。傷や内包物の量が少ないほど価値が高くなります。カットは、プロの職人が研磨技術を測る尺度のことで、タイミングや手技などで原石が美しく輝き、価値が大きく変わってきます。

出典:ダイヤモンドのカラット重量|GIA

 

カラットの表記方法

カラットは1/100の精度で量り、小数点第3位を切り捨てし、単位は「ct」で表記します。例えば0.999ctならば0.99ct、0.992ctでも0.99ctとなります。表記は同じでも僅かながら重さが違うことを認識しておきましょう。

また、1ctを100分割したポイント(pt)を用いる場合もあります。1ct=100ptになるため、例えば0.45ctだと45ptとなります。

 

カラットとサイズの関係

カラットの表記方法で述べたように、大きさが少し違って見えても、実はカラットが同じというケースがあります。

そういったケースの中には、カットの「深さ」を深くすることで、カラット数を重くしている場合もあり、このようなダイヤモンドは、カラット数はあってもカットが悪く、重量や輝きと見た目のバランスが不均等になってしまいます。

ここでは、カラットとサイズの早見表や関係性について詳しくみていきましょう。

 

カラットとサイズの早見表

カラット ダイヤの重さ ダイヤの直径
0.1ct 0.02g 約3.0㎜
0.2ct 0.04g 約3.8㎜
0.3ct 0.06g 約4.3㎜
0.4ct 0.08g 約4.8㎜
0.5ct 0.1g 約5.2㎜
0.6ct 0.12g 約5.5㎜
0.7ct 0.14g 約5.8㎜
0.8ct 0.16g 約6.0㎜
0.9ct 0.18g 約6.3㎜
1.0ct 0.20g 約6.5㎜
2.0ct 0.40g 約8.2㎜

 

カラットは重さを示す単位ですが、カラットでダイヤのサイズもほぼ決まってきます。0.1ct増えるごとに直径は約0.6~0.8mm大きくなります。

昨今の婚約指輪の平均的なカラットは0.2~0.4ctです。ダイヤの直径はおよそ3.8~4.8mmですので、普段使いでも主張しすぎず人気があります。実際にお店に行って確認してみましょう。

出典:ダイヤモンドの「カラット」とは?|株式会社 鎌倉彫金工房

 

サイズからカラットを計算する方法

ここでは、ダイヤモンドのサイズからカラット数を計算する方法をお伝えします。ダイヤモンドには通常鑑定書や鑑別書、取扱説明書が付いており、そこにはカラット数が表記されていますが、それらがなくてもだいたいのカラットを計算することが可能です。

 

ダイヤの直径と深さから概算する方法

ダイヤモンドはラウンドブリリアントカットという形をしているため、その深さ(㎜)×直径(㎜)×直径(㎜)×0.0061の計算方法でカラット数を推定できます。深さとは、ダイヤの平らな上面から下部のとがった面の先端までの距離のことです。

例えば、深さが5.55mm、直径が4.0mmの場合のダイヤモンドだと、5.55×4.0×4.0×0.0061=0.54168となり、小数点第3位を8捨9入表示するので、およそ0.54ctと推定できます。

 

ダイヤの直径のみで概算する方法

また、直径(㎜)×直径(㎜)×直径(㎜)×0.00365の計算式でもカラットを推定することができます。

例えば直径が5.8mmの場合、5.8×5.8×5.8×0.00365=0.7121588となり、小数点第3位を8捨9入すると、およそ0.71ctと推定できます。

 

カラットに関する注意点

ダイヤモンドの価値や価格を決定する上で、カラットに関して注意しなければならない点があります。それは、単一ダイヤのカラット数かそうでないか、マジックサイズであるかそうでないかの2点です。

これらについて詳しく説明していきます。

 

単一ダイヤか総重量かを確認する

ジュエリーの中には、大きなダイヤモンドを中心にしたデザインと、メレダイヤ(0.1ct未満の小さなダイヤ)をちりばめたデザインのものがあります。また、その2つを組み合わせたデザインなどもあり種類は実に豊富です。

それらの鑑定書のカラット表記には、メレダイヤも含めた総重量を記載表現している場合があるため、注意が必要な場合があります。

また、単一ダイヤのカラットのほうが価値は高いので、メレダイヤ中心のジュエリーは高く買い取られない場合があります。

 

マジックサイズから金額は上がる

マジックサイズとは、ダイヤモンド業界で、評価が大きく変わる目安となるカラットのことを指します。具体的には、0.5ct、0.75ct、1ctの3つを指すことが一般的です。

マジックサイズ以上と未満では、価格が20%近く変わることがあります。見た目にはほとんど違いがわからないほどの差であるため、カラット数にこだわらないのであれば、マジックサイズに僅かに届かないカラット数のダイヤを購入するのがお得です。

ここを押さえて、コストパフォーマンスの高いダイヤモンドを手に入れましょう。

 

出典:ダイヤモンドのカラット重量|GIA

指輪を着ける人のイメージやシーンに合わせる

カラット数が大きいと存在感がありゴージャスで華やかな印象になり、カラット数が小さいと上品なイメージになります。常に着用し普段使いする場合は、派手になりすぎない小さめのカラットのものを選ぶと、使い勝手もよく洋服も選びません。

また、デザインによってもふさわしいカラットが変わります。例えば、一粒石を使用したソリティアデザインの場合は、大きめのカラットのほうが見映えがよくなり、パヴェやエタニティなどのデザインは、小さめのカラットのダイヤで揃えたほうが魅力的で綺麗見えます。

 

ダイヤモンドのカラットについて知ろう

カラットによって、ダイヤモンドのグレード価値が大きく変わることがご理解いただけたでしょうか。基礎知識がないと、あなたの大切なジュエリーも適切な価格で買取ってもらえない可能性もありますので、ダイヤモンドのカラットについて、きちんと知っておくと安心です。

ダイヤモンドの売買を行う場合は、失敗しないために確かな品質の商品を取りそろえたお店を選択することが大切です。ダイヤモンドの指輪・ジュエリーの買取には詳しい専門スタッフが査定を行うグッドディールの利用をご検討ください。

 


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