プラチナの価値は今後どうなる?金との違いや相場が逆転した理由

公開日:2022年3月29日
最終更新日:2022年3月29日

「金の価格高騰のニュースは目にするけれど、プラチナ価格はどうだろう?」
「今後もっとプラチナが高くなる可能性はある?」

高級アクセサリーの素材としても知られるプラチナですが、価格相場についてはよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、プラチナと金を比較しながら、買取価格の推移や希少性の高さを示す生産量などの情報を紹介します。また、金相場との逆転現象が起きた理由や、プラチナ価格に大きな影響を及ぼしたとされる排ガス不正問題についても解説します。

この記事を読むことで、プラチナ価格に今後影響をもたらす可能性のある要素についても把握できるため、プラチナ売却のタイミングを検討している方にとって参考になるでしょう。

プラチナ相場に興味がある方や、保有している貴金属の売却を考えている方は、ぜひ読んでみてください。

 

プラチナと金の買取価格の違い

はじめに、プラチナと金の買取価格について確認しておきましょう。

貴金属の買取金額は品位(純度)と重さによって算出されます。2022年02月16日現在の買取相場は、純度100%を指すPt1000プラチナで1gあたり4,000円台前半、純度100%の金(純金)を指すK24金が1gあたり約7,500円です。

2015年以前はプラチナ価格のほうが上回っていましたが、近年は金相場が高い水準で推移しています。

 

プラチナと金の希少価値の違い

地球上に存在する量が少ない、もしくは技術的・経済的な面から抽出することが困難な金属のことをレアメタルと呼びます。

ともにレアメタルに指定されているプラチナと金について、3つのポイントからその希少性の違いを比較してみましょう。

 

生産量

プラチナと金の生産量には大きな差があります。2020年の年間生産量はプラチナが約200tなのに対し、金は約3,000tとなっており、プラチナのほうが希少価値の高い金属だと言えるでしょう。

また、有史以来の総採掘量はプラチナが約5,000t、金は約18万tとされており、この数字からもプラチナの圧倒的な希少性がうかがえます。

ちなみに、プラチナは1tの原鉱石から約3gしか採取できません。採掘にコストや時間がかかることも、プラチナが貴重な金属だと言われる理由のひとつです。

 

埋蔵量

現在の埋蔵量はプラチナが約1万t、金は約5万tと推定されています。

また、すでに採掘済みのものも含め、地球上に存在すると考えられているプラチナの総量は約1.6万tと言われています。これに対し、金の総量は推定24万tです。

 

産地

金の産出場所は世界中に点在していますが、プラチナはごく限られた場所でしか採れないという特徴があります。

プラチナの主な産地は、年間産出量の約7割を占める南アフリカ共和国です。次点のロシアと合わせると、世界産出量の約9割がこの2か国で産出されています。

 

プラチナと金の相場が逆転した理由とは?

前述のとおりプラチナは金に比べて希少性が高いため、以前は価格相場もプラチナのほうが上でした。しかし、現在では金がより高値で取引されています。

プラチナと金の相場が逆転したことには、どのような理由があるのでしょうか。用途の違いや市場規模の面から見ていきましょう。

 

プラチナの用途は工業用が多いため

プラチナと言えばジュエリーを思い浮かべる方も多いでしょう。しかしその用途はさまざまで、宝飾品としての需要は産出量の3割にも及びません。プラチナの用途は6割以上が工業用で、たとえばパソコンのハードディスクや自動車のマフラーなどの工業用品に使われています。

なかでも産出量の約4割を占めるのが、自動車の排ガス浄化触媒としての使用です。そのため、プラチナの相場は自動車の売れ行きによっても変動すると言われています。

これに対し、金は産出量の5割以上が宝飾品の素材として使われています。工業用の部品として使われることもありますが、全体の1割程度といった割合です。また、価値が極端に落ちにくいことから、金の約3割は投資対象として扱われています。

 

金のほうが取引市場の規模が大きいため

世界中で資産価値が認められている金は取引市場の規模が大きく、相場が乱高下する心配はほとんどありません。国際的に安全資産としての地位が確立していると言えるでしょう。

一方でプラチナは市場規模が小さく、流通量は金の1/10以下です。また、産出国の社会情勢によって価値が左右されることもあり、実物資産としては不安定な面があると言わざるを得ません。

実際、世界情勢や経済動向が不安定になると、有事に強く「守りの資産」とも称される金を購入する動きが増え、金相場が上がりやすくなる傾向があります。近年は新型コロナウイルスの流行などもあり金相場は大幅に上昇しています。

 

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プラチナの価値に大きく影響を与えた「排ガス不正問題」とは?

2015年から2016年にかけて、プラチナ価格が大きく下落したことがありました。

下落の主な原因のひとつとされているのが、フォルクスワーゲン社の「排ガス不正問題」です。世界中に大きな影響を及ぼしたこの問題について解説します。

 

排ガス不正問題とは?

自動車の排気ガスは地球温暖化の原因になるとされ、近年欧米を中心に排ガス規制が行われています。そのような中、2015年にフォルクスワーゲン社の一部の車で規制逃れが発覚しました。

排気ガスのNOx(窒素酸化物)とCO2(二酸化炭素)の排出量について、数値の不正があったのです。世界中で対象車のリコールが行われる大問題となり、さらに消費者のディーゼル車離れを引き起こす事態となります。

前述のとおり、プラチナの約4割は自動車の排ガス浄化触媒として使われていたため、ディーゼル車の減少によってプラチナの需要も減りました。

また、プラチナに代わってパラジウムが触媒に利用されるようになったことも、プラチナ価格の下落に影響しています。

 

プラチナの価値は今後高騰する?

プラチナ相場は社会情勢や景気の影響を受けやすいとされています。

例えば、世界的なオイルバブルが発生したときなど好景気には価格が高騰し、逆にリーマンショックや前述の排ガス不正問題が起こった際には急落が見られました。

今後、プラチナの価値が高騰する可能性はあるのでしょうか。予想される2つの要因について解説します。

 

新型コロナウイルスの影響

2020年以降、新型コロナウイルスの影響で世界経済が停滞しており、実物資産として貴金属の需要が高まりました。特に金の買取価格が高騰していましたが、最近は頭打ちになりつつあるとも言われています。

2021年からはプラチナも大きく値を上げてきています。貴金属相場の先導役である金相場に1年遅れで追従してきたという見方もできるでしょう。

また、この値上がりには水素エネルギーの触媒としてプラチナをはじめとする白金族金属の需要が高まっていることも影響している、との指摘もあります。

水素エネルギーは再生可能エネルギーとして近年注目が集まっており、今後の状況次第ではプラチナ価格がさらに高騰する可能性もあるでしょう。

 

パラジウム高騰の影響

2010年頃から触媒利用がはじまったパラジウムですが、当時は非常に安価だったため、次第にプラチナの代替品としての需要が高まりました。ところが2016年以降になるとパラジウムの価格が大幅に高騰し、現在ではプラチナや金よりも価格が高い金属となっています。

これを受けて、自動車産業ではパラジウムからプラチナへの再代替の動きが見られはじめています。今後プラチナの利用が拡大すれば、プラチナ価格が高騰する可能性もあると言えるでしょう。

 

プラチナの価値を理解しよう

プラチナ相場は金に逆転され以前より低い水準で推移しているものの、最近では価格上昇の兆しが見られ、新たな用途での需要拡大も期待されています。プラチナの価値を理解するためには、世界情勢や経済状況、産業界の動向などもおさえておくと良いでしょう。

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