BLOGブログ
「コインの磨き方が知りたい!」
「古銭は磨くと価値が下がるの?」
「コインを磨くときの注意点ってあるの?」
このような疑問を持っている方はいないでしょうか。コインは素材によって磨き方が異なったり、磨くときにうっかりコインの価値を下げてしまったりする場合があります。
この記事では、コインの磨き方、コインを磨く際の注意点、良い状態を長く保つ保管方法について紹介していきます。記事を読むことで、手元にあるコインをよりきれいに保管できるでしょう。
紹介する内容を参考に、コイン磨きについての知識を深めていきましょう。また、価値のありそうなコインをこれから売却する予定の方は、コインを磨く際の注意点をぜひ参考にしてみてください。
コインを磨くとき、素材を確認するようにしましょう。コインには、「銅貨」「金貨」「ニッケル貨」などがあり、素材に合わせて磨いていくのがポイントです。ここでは、コインの磨き方について素材別に紹介していきます。
なお、自分で磨いたコインは、買取・取引対象外になる場合があります。コインを磨く際は、自己責任で行ってください。
銅貨を磨きたいときに、知っておきたい方法は3つです。
各方法について詳しく見ていきましょう。
調味酢やレモン汁、ケチャップソースなどの酸性の調味料につけておくと、化学反応で銅貨がきれいになるでしょう。浮き出た汚れは、乾いた布でやさしく磨いて落とします。
汚れがひどい場合は、小皿に調味料を加え、コイン全体がつかるようにします。ただし、酸化を防ぐため、液体につけ置きする時間は5分~10分程度にとどめてください。つけ置き後は十分に水で洗い、しっかり水気を拭きとることが大切です。
重曹やクエン酸などの粉末クリーナーを水でペースト状にしたものを使います。汚れが気になる部分にペーストを塗り、数分放置します。その後、指や歯ブラシでこすり、水洗いしましょう。
錆びにならないように、ドライヤーを使用するなどして、しっかり水気を拭き取ってください。
もし、クエン酸を使用する場合、長時間放置すると酸化する恐れがあるため、注意しましょう。
「酸化が心配だ」「簡単に試してみたい」という方は、100円ショップや雑貨店、量販店で売られている貴金属専用のクロスを使用しましょう。指輪やピアスなど、汚れやくすみの目立つアクセサリーにも使用できます。
貴金属専用クロスには、研磨剤が含まれていることがあるため、汚れがついたまま磨くと傷がついてしまうおそれがあります。使用方法・使用上の注意をしっかり確認してから、磨くようにしましょう。
シルバーアクセサリー同様、銀貨には黒ずみやすい性質があります。軽度の汚れならば、貴金属磨きクロスで磨いたり、超音波洗浄を行ったり、消しゴムでこすったりして銀の輝きを取り戻すことができるでしょう。ペースト状にした重曹でも対応可能です。
ほかにも、化学反応の効果を利用して酸化銀を銀に還元するという方法もあります。
まず、ボウルや深めの皿にアルミホイルを敷いて、銀貨を投入します。そこに重曹を適量加え、銀貨が軽く浸る程度の熱湯を注ぎます。その結果、泡が立ちはじめ、酸化銀が銀に還元されていきます。きれいになったら、水洗い後、布で水気をとります。
金貨の原料である金は、さまざまな金属のなかで硬度が低く、摩耗しやすい素材です。そのため、磨いて汚れを落とすのは控えましょう。
どうしても汚れが目立って気になる場合、繊維の細かい布を使って、やさしく拭きとる程度にとどめておきます。研磨剤が含まれてる貴金属専用クロスは使用しないでください。
50円玉・100円玉・500円玉にも使用されているニッケルですが、コインアルバムのようにビニールに密着した状態で保管すると青緑色の錆が付着する場合があります。
基本的に、銅貨や銀貨のようにペースト状にした重曹で対処できますが、それほど錆びがひどくない場合は、水で希釈した中性洗剤につけ置きすることでも対処できます。
コインの磨き方について素材別に見てきましたが、磨く作業に取り掛かる前に注意しておきたいポイントがいくつかあります。価値に関わることも含まれるため、世界の硬貨や記念硬貨といった希少性の高いコインをコレクションしている方は、ぜひ確認しておきましょう。
ここでは、コインを磨く際の注意点を3つピックアップして解説していきます。
古銭をきれいに磨いてしまった場合、本来の姿が失われたと判断され、価値が下がる可能性が高いでしょう。
コイン査定の基準には、製造時の状態がどれほど維持されているのか、また経年による汚れがどれほど見た目として魅力を感じさせるか、といった項目も含まれることがあります。古銭の場合、自然な汚れや劣化はむしろ、価値がある状態だとみなされる場合があります。
日本には「貨幣損傷等取締法」という法律があるのをご存じでしょうか。この法律には、以下のような内容が記載されています。
故意にコインの輪郭をゆがめたり、曲げたりしないようにしてください。また、洗浄方法や薬剤を間違え、刻印を消したり、穴を開けたりしないように十分気をつけましょう。
磨いてコインを損傷させると、法律で罰せられるおそれもあります。
出典:貨幣損傷等取締法(昭和二十二年法律第百四十八号)|e-Gov法令検索
コインを磨くとき、塩素系漂白剤は使用しないようにしてください。インターネットや口コミなどで、塩素系漂白剤の洗浄力について言及されることがありますが、ステンレスを除いた金属製品への使用は推奨されていない可能性が高いでしょう。
コインの素材によっては、より黒ずんだり、汚れが沈着してしまったりするおそれがあります。
コインを磨いた後、できればそのきれいな状態を長く保っておきたい方も多いのではないでしょうか。最後に、良い状態を長く保つ保管方法について2つピックアップして紹介していきます。
コインを保管する際、コイン専用ケースやコインホルダーで入れるようにしましょう。コインを個別に保管することで、コイン同士が互いにぶつかりにくくなり、衝突や摩擦による傷を防ぎやすくします。
また、専用ケースやコインホルダーは、湿気や直射日光を避けられる風通しの良い場所で保管しましょう。湿気によるカビ、日焼けによる変色にも気をつけるようにしてください。
きれいな状態を維持するには、柔らかい布で定期的に拭きあげることも必要でしょう。汗や皮脂の水分や油分によって、コインの劣化を引き起こしてしまう可能性があるためです。
手入れを行うときは、指の汗や皮脂が付着しないよう、手袋やピンセットなどを使用するようにしましょう。
いかがだったでしょうか。素材別のコインの磨き方、コインを磨く際の注意点、コインを磨いた後に良い状態を長く保つ保管方法について紹介してきました。
コインの汚れやくすみが気になるという方は、本記事で紹介した内容にぜひ参考にしてください。コインがきれいになったら、保管する方法や場所にも気を配りましょう。
グッドディールでは古銭やコインなど、価値のあるものを適性な価値判断のもと、査定・お買取りさせていただきます。古銭やコインの価値を知りたい、コレクションを売却したい方はぜひグッドディールへ!
【その他買取ジャンル】
美術品・絵画・茶道具・掛軸・珊瑚・お酒・陶器・楽器・食器・キーケース・手帳・スーツ・靴・洋服・帽子・傘・ベルト・ライター・おもちゃ・家具・楽器なども対応しております。
その他のお品でも、ぜひ一度お問い合わせください。
上記に記載のない商品でも、ぜひ一度ご連絡ください!グッドディールではお客様のご納得いただける高価格で査定させていただきます。