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「手元の古銭は一体いくらで売れるんだろう?」
「古銭の売却ってどうやったらいいの?」
といったように、古銭に関する悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、価値の高い古銭の特徴や種類、古銭を売却する時のポイント、古銭の相場、古銭を高値で売却するコツなどを紹介しています。
この記事を読むことで、どんな古銭の価値が高いのか、そして古銭を高い値段で売却するのに必要なポイントを把握できます。その知識があれば、手元の古銭にどれだけの価値がありそうか見当をつけ、スムーズに売却を進められるようになるでしょう。
古銭を売却したいと思っている人、手元の古銭がいくらの値段で売れるのか知りたいという人は、ぜひ読んでみてください。
古銭とは、かつて流通したお金の総称です。古銭の価値は、「いつどれだけ発行されたか」「今どれほど流通しているか」「材質は何か」といったポイントで変化します。つまり、古銭の物質的な価値と付随する情報の価値がその値段に反映されるのです。
ここからは、高い価値がある古銭の特徴を4つに分けて紹介します。しかし、これらのポイントは素人では判別がつきにくいため、手元の古銭にどれだけの価値があるか正確に知りたい場合は、専門家の鑑定を受けると良いでしょう。
価値が高い古銭の特徴として、刻印が鮮明であることが挙げられます。その古銭がいつ鋳造・発行されたのかといった刻印や表面の文字が鮮明なものは、流通量や来歴が判別しやすいため価値が高いのです。
古い時代のものでも、それがいつ頃か詳しく特定できるような古銭は評価が高くなると言えるでしょう。
エラーコインなど、珍しい古銭も価値が高い傾向にあります。エラーコインとは、50円玉の円が無い・ズレているなど、通常品と比べて発行時のミスが表れている硬貨のことです。
エラーコインは大量に発行されている硬貨のごく一部であり、本来であれば検品に引っ掛かって処分されるため、出回ることの珍しい古銭です。このように、希少価値のある古銭は高い値段で取引されます。
コレクターにとっての需要が高い古銭も高い値段がつきやすくなります。例えば、元号の移行などで発行期間が極端に短く、発行枚数が少ない硬貨などがそうです。
また、紙幣の場合は「記番号」という連番の数字が着目されます。この番号がゾロ目であったり、キリ番などの珍しい番号であれば価値が高くなるのです。これらのような、所有している人が限られた古銭は高い評価がつけられます。
古銭の材料として使われている素材の価値が高い場合、古銭の値段も高くなります。アクセサリーに用いられるような金・銀・プラチナと言った貴金属はその代表と言えるでしょう。
相場によっては、「その金属としての価値」が「古銭であることの価値」を上回る場合もあります。専門家に鑑定してもらう時の参考にしましょう。
先述の通り、古銭取引における価値判断の基準はいくつか存在します。基準として、用いられている材料の価値や発行枚数・現存している数などはとくに分かりやすいでしょう。
歴史的・芸術的に価値が高いという評価がつけば、古銭の値段にも影響します。こちらでは、高い価値がつけられることが多い古銭を8種類紹介します。
希少価値のある貴金属でできた硬貨の1つとして、金貨が挙げられます。現在の日本では記念硬貨として発行される場合が多く、設定される額面も様々です。
記念硬貨の中でも金額が高いのが10万円金貨です。現在、日本で発行された10万円金貨は、昭和の「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」と平成の「天皇陛下御即位記念10万円金貨」の2種類になります。
2種類の内、特に高い価値がつけられることが多いのは「天皇陛下御即位記念10万円金貨」です。御即位記念10万円金貨は使用されている金の量が御在位60年記念10万円金貨よりも多いため、このような差が生まれます。
出典:記念貨幣一覧|財務省
高値で取引された例のある古銭として「天正長大判金・後藤徳乗墨書」があり、安土桃山時代から江戸時代の初期にかけて、主に豊臣家が鋳造させた大判の一種です。
当時の金細工師であった後藤四郎兵衛家に鋳造させた大判で、表面の墨書はその後藤家の五代目徳乗が書き入れたものになります。歴史的な価値の高い大判であるため、高額で取引されています。
改造兌換銀行券5円とは、明治時代に発行された5円札を指します。現在は流通していない紙幣の1つです。
表面に描かれている菅原道真の肖像画と分銅のようなものをもとに、分銅5円という呼び名がついています。この紙幣が発行される前と後とでは、お札に用いられる紙の補強方法が異なっています。
20円金貨とは、明治から昭和にかけて発行・流通した金貨のことです。デザインが華やかかつ、全体的な発行枚数が一般的な硬貨と比べて少ないものになります。
特に、明治10年の発行枚数は約30枚と少量でした。従って、非常に貴重な金貨となったのです。
歴史的な価値の高い古銭として、和同開珎が挙げられます。和同開珎は、皇朝十二銭の1つで、708年から鋳造された貨幣です。
和同開珎には、古和同と新和同の2種類があり、古和同は厚みがあってつくりが粗く、新和同は薄くて精緻なつくりをしています。一般的には、より古い時代のもので発行枚数も少ない古和同の方に高い価値がつけられます。
他にも、文字の書体などで価値が変わるなど奥深い古銭です。
寛永通宝とは、江戸時代に流通していた貨幣の1つです。初めて発行されたのは1626年で、その後300年以上使用され続けました。
長い期間の間に、全国の様々な場所で発行された貨幣です。そのため、発行された時代・場所や刻印の書体によってつけられる値段が変わります。
希少価値のある紙幣として、今は発行されなくなった100円札・500円札も挙げられます。「古紙幣」と呼ばれ、場合に寄っては額面以上の価値がつくものです。
100円札は明治時代から発行され、全部で9つの種類があります。その内広く取引されているのは聖徳太子や板垣退助が描かれたものであり、より古い大黒札や藤原鎌足の改造百円券などは、枚数も少なく希少価値が高くなります。
500円札は、1951年に発行が開始された紙幣です。岩倉具視の肖像画や富士山などが描かれており、透かしの具合や余白の状態でB号券とC号券に分けられます。まれに製造時の裁断ミスで四つ角のどれかに紙片が残っているものがあり、「福耳」と呼ばれ高い価値がつくこともあります。
他にも、人気の古銭として江戸時代の藩札や大判・小判があります。藩札とは、江戸幕府が発行した貨幣とは別に各藩で独自に発行された紙幣です。
藩札は基本的に藩内でのみ流通し、藩によってデザインや流通期間、レートが異なっていました。一見ただの御札に見えるものもありますが、よく見ると金・銀・米などその藩札に釣り合う価値の物品が書き込まれていることがあります。
大判は、16世紀以降に作られた大型で楕円形の金貨の総称です。有名なものに天保大判と慶長大判があります。特に天保大判は枚数が少ないため、希少価値の高い貨幣です。
小判は、天正年間から江戸時代にかけて流通した貨幣で、大判より発行枚数が多い金貨です。特に、江戸時代初期に発行された慶長小判は金の保有量が多く大振りなため人気があります。
手元に売りたい古銭がある場合、どのように売却しようか悩むこともあるでしょう。古銭の場合、専門の業者に依頼するかオークションに出品する方法が挙げられます。
専門業者に持っていく場合は、自分でどの業者に持っていくか選ぶことになるでしょう。オークションの場合は、不特定多数の人に品物を見てもらって値段などを決めてもらうことになります。
ここからは、それぞれの特徴について紹介します。
手持ちの古銭を適正価格で引き取って欲しいという場合は、古銭買取の専門業者を利用するのが良いでしょう。目の前で物品を査定してもらえるため、価格交渉がしやすく納得して古銭を手放すことができます。
経験と知識が豊富な専門家が査定するため、比較的安心できる売却方法です。
手軽に古銭を売買したいという場合は、ネットオークションを利用する方法もあります。オークションに出品することでより多くの人に物品を見てもらえる点が魅力です。
しかし、オークションで古銭を買おうという人は必ずしも古銭の鑑定に関する専門家であるとは限りません。しっかりした査定をしてもらえるわけではないため、相場より安く買い叩かれてしまう可能性もあります。また、梱包や発送の手間もかかるため、注意が必要な方法です。
古銭を高く売るために重要なのは、元の状態から変化させないことです。つまり、できるだけ入手した当時のままの状態を維持することが重要になります。
古銭の状態そのものも、物品に付随する情報の価値につながるものです。古銭の価値を保ったまま高値で売却するためのコツを見てみましょう。
古銭、特に金属でできた硬貨は空気に触れていると酸化して錆びてしまいます。できるだけ空気に触れないようなケースでの保存が望ましいです。
また、空気中の酸素だけでなく、水分や湿気も錆の原因になります。そういったものに触れないよう、保管の方法を工夫しましょう。
古銭を傷める原因のひとつに、日光による日焼けがあります。特に紙幣は日焼けの影響を受けやすく、放っておくと退色などで価値が下がってしまいます。
古銭を保管する場合は、直射日光の当たらない場所を選びましょう。
古銭をそのまま剥き出しで置いておくよりも、ケースに入れておいた方が綺麗な状態を保ちやすくなります。記念硬貨のような、最初から専用のケースがある場合はケースで保管しましょう。
また、一度鑑定が済んでいる古銭であれば鑑定書を同封しておくと価値が高くなります。鑑定書があれば、その古銭が本物であるという証明がより簡単になります。
古銭を鑑定してもらう場合、日本貨幣商共同組合によるものがおすすめです。信頼度の高い鑑定書になるため、手元にある古銭を売却する前に一度鑑定を受けると良いでしょう。
人間の手の脂や汗といった汚れも古銭の錆や劣化の原因となります。状態の確認などで古銭を触る必要がある場合は、必ず手袋を着用してからにしましょう。また、手袋の素材も毛羽立ちにくいものを選ぶのがベターです。
古銭が古いものであるほど、既に錆や汚れがついていることが多いです。しかし、そういった汚れを無理に落とすことは古銭の価値を落とすことになりかねません。
素人が洗浄することで欠けや削れなど、余計に傷がつく場合もあります。余分な手は加えず、そのままの状態を保つことを意識した方が良いでしょう。
古銭には様々な種類や来歴があります。それらを正しく見極めて査定するには、多くの知識や経験が必要です。
買取業者を選ぶ時は、その業者の今までの実績を確認してみましょう。買取の数や査定結果に納得がいくか、十分に検討してみてください。
古銭の保存にはケースを使うことが望ましいですが、初めからケースがついているようなものばかりではありません。そのような場合でも、なるべく古銭専用のケースを用意して保管するようにしましょう。
アルバム型のケースなど、古銭を入れる用に販売されているケースを購入して保存すると管理しやすくなります。
古銭を売却するならば、売る側にもある程度知識がある方が良いでしょう。売却方法や古銭の相場・時価に関わることなど、知っておきたいことはいくつかあります。
こちらでは、古銭を売却する際に知っておきたいポイントを4つにまとめました。ぜひ参考にしてください。
古銭を専門業者に買い取ってもらう場合、主に3つの方法があります。それは、持込・出張・宅配です。
持込とは、店舗に直接古銭を持ち込んで査定してもらう方法です。その場で品物と現金のやり取りができ、金額の交渉もできます。
出張とは、業者の人に家まで来てもらい、売りたい古銭を見てもらう方法です。近所に店舗がない場合や古銭の量が多い場合に便利でしょう。
宅配とは、店舗に宅配で古銭を送って査定してもらう方法です。業者が提示した金額に合意すると銀行振込でお金が支払われ、キャンセルすると古銭が返送される仕組みです。
手元にある古銭の量や近場に店舗があるかどうかなどを調べて、どの方法で売却をするか決めましょう。
金や銀、プラチナなどの貴金属でできた古銭には、金属としての価値があります。そして、それら貴金属の価格は時と場合によって変動するものです。
金貨のような貴金属でできた古銭を売却する場合は、その材料の時価を調べてからにすると良いでしょう。
古い時代の貨幣であっても、発行枚数が多く流通量も豊富な場合はその分査定額が下がってしまう可能性があります。持っている人が多い記念硬貨の類などは、額面通りの金額にしかならないこともあるため注意しておきましょう。
古銭には様々な種類があり、種類ごとに相場も様々です。
先述の記念硬貨の他、古紙幣なども現行で使用可能なものであれば額面通りの買取価格になる場合が多いですが、ゾロ目などの特徴があれば価格が上がる可能性もあります。
寛永通宝など、江戸時代発行された各種貨幣もそこまで相場は高くありません。これらは発行枚数が多く、似たようなものがたくさん流通しているためです。書体の違いなどで、希少価値が評価されれば、通常より高い値段で取引されることもあります。
エラーコインなどの珍しい特徴があるものならば、現行の硬貨などでも額面の百倍以上の値がつくこともあります。
古銭を売却しようと持ち込んでも、必ずしも高値がつくとは限りません。中には、単純に額面通りの値段にしかならず、買取を断られてしまうものもあります。
そういった価値の上がりにくい古銭とはどのようなものでしょうか。ここからは、それを4種類紹介します。
現在貨幣として流通している紙幣は、古銭としての価値はほぼ無いと考えて良いでしょう。額面通りの金額にしかならないため、売却しようとしても断られることがあります。
エラー品やゾロ目など目立った特徴のあるもの以外は売れないでしょう。
貨幣の素材は金や銀ばかりではありません。アルミやスズ、ニッケルや白銅といったあまり価値の高くない素材でできたものもあります。
そういった貨幣の場合、素材自体に対する評価が高くないため売却の値段も上がりにくいという特徴があるでしょう。
聖徳太子や福沢諭吉が印刷された旧一万円札など、現在発行されていないものの未だ流通している紙幣も数種類あります。つい最近まで刷られていたような紙幣は高くなりにくいでしょう。
発行枚数も多く、紙幣の切り替えに伴って記念に手元に置いている人も多いため、プレミア的な価値がつきにくい傾向にあります。
煌びやかな記念硬貨は一見価値がありそうですが、実はそれほどでもない場合が多いです。オリンピックの記念硬貨など、額面的にも3ケタほどに設定されている硬貨は多くの人が購入して持っているため売却も額面通りの金額になります。
また、そういった硬貨をいずれ売るつもりで大量に購入している人もいます。流通量が多いため、あまり希少性の高いものではないと考えた方が良いでしょう。
ここまで、古銭の価値や売却のポイントについて紹介しました。
古銭の価値を決める基準はいくつかあります。コレクションとしての価値、貴金属としての価値、歴史的な遺物としての価値など、その種類は様々です。
古銭の中でも価値が高いのは、「発行枚数や残っている数の少ないもの」「材料の価値が高いもの」「特殊な特徴があり希少性の高いもの」であり、そういった古銭を高く売るためには現状を保つように努力することが必要でしょう。
相場や買取業者の選び方も、事前に知っておくと売買がスムーズになります。古銭について理解し、より良い取引を目指しましょう。
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